10日(水)は、華北付近から北日本付近にのびている前線がほとんど停滞し、日本のはるか東の高気圧を回る暖かく湿った空気が、前線に向かって流れ込む見込みです。
このため、北日本では雨が降りやすく、東北を中心に雷を伴った非常に激しい雨の降る所がある見込みです。9日(火)の午後5時現在、東北北部ではすでに大雨となっている所がありますが、10日にかけても雨が降り続く予想です。土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に厳重に警戒してください。また、落雷や竜巻などの激しい突風に注意してください。
東~西日本や南西諸島は、晴れる所が多いものの、所によりにわか雨や雷雨があるでしょう。
なお、台風7号が、9日午後3時に南シナ海で発生しました。この台風は今後、南シナ海を北よりに進み、次第に進路を西よりに変えて、11日(木・祝)にはベトナムに達する見通しです。

気象予報士・吉田 信雄)

10日午前9時の予想天気図。