接着剤

「鼻が低い」「二重まぶたがうらやましい」など、容姿のコンプレックスは人それぞれ。美容整形手術を受けると決めたら、信頼できるクリニックにお願いするのが安全だろう。

そんななか、自分自身で鼻の整形手術を試してしまった男性がいたようだ。『DAILY STAR』や『Oddity Central』など海外メディアが報じている。


■自身で手術する動画を発見

7月21日、ブラジルのサン・パウロに住む男性が、慌てた様子でカンポ・リンポ救急医療センターにやってきた。

男性は最近、YouTubeで「自宅で整形手術をする方法」の動画を発見。「わざわざ病院に通う必要はない」という内容に驚き、DIYの工具を使って実際に自身の鼻の手術に挑戦したのだった。


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■瞬間接着剤で傷口をふさぐ

男性が医師に伝えた内容によると、70%の消毒用アルコールで鼻を消毒し、手術を始めたとのこと。グローブは使用せず素手で施術し、吸収性縫合糸を用いて縫合した後に、なんと瞬間接着剤で傷口をくっ付けたという。

しかし男性は術後の消毒を行っておらず、傷口の状態が悪化。医師による正しい消毒や縫合の治療を受けて退院したが、今後は口腔顎顔面外科の専門医による治療が予定されている。

■医師は強く警告

ブラジル形成外科学会のメンバーであるロドリゴ・ラセルダ氏は、メディアに対し「自身で行う手術のリスクには皮膚の壊死、細菌感染、アナフィラキシーショックなどがあります」と説明した。

また「見栄えが悪くなり、深刻な合併症につながる可能性がある。オンライン・ビデオなどの言うことを絶対に鵜呑みにしないように」と強く警告している。


■以前はイギリスでも

2016年には、イギリスランカシャー州に住むエンジニアのグラハム・スミスさんが、ちょっとした外科的手術を自身で行い話題になった。

15年前に腸の手術を受けていたが、そのとき使用されたステンレス製縫合糸が肌を突き破って出てきたことに気付いた。そのため除去手術を予約を入れたところ順番待ちリストに入れられ、かなり待たされることに我慢がならず、自身で行ったという。

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(文/Sirabee 編集部・桜田 ルイ

自身で鼻を整形手術した男性 瞬間接着剤で傷口ふさぎに失敗し病院送りに