入院・病室・子供

事故で「意識不明の重体」というニュースが流れると、多くの人はその先に最悪な結果が待っていることを想像する。だが最新の医療技術はじつに素晴らしく、患者が奇跡の回復を見せることもしばしばだ。アメリカの『PEOPLE』などがある事故と患者のその後について報じ、話題を呼んでいる。


■事故は父親の目の前で

アメリカ・テキサス州のフランクリン郡で7月27日、車重量が8トンを超えるブルドーザーに6 歳の少年がひかれるという重大な事故が起きた。

地元メディアの『KBTX』『KKTV』などによれば、少年はボディー・ボーリングくん。父親の仕事先に同行したなかで事故に見舞われたという。


関連記事:父親が13歳息子に違法な運転指導か 車同士の正面衝突事故で9名死亡・2名重体

■懸命の治療で奇跡の回復

大きな病院の集中治療室へ運び込まれたボディーくんは、骨盤と頭蓋骨を骨折しており、脳内には血栓や出血が。肺のダメージも確認され、両親は悲嘆に暮れた。

だが、救急救命士による適切な救命措置と外科的治療のおかげで一命を取り留め、ボディーくんは7月31日には、ゆっくりなら歩くこともできるようになった。

■コロナ感染で40度の発熱

ところがボディーくんは院内で新型コロナウイルスに感染。突然40度の発熱をみるなど8月1日には再び不安な状況に陥ったが、それも何とか克服した。

両親は病室のベッドで笑顔でポーズをとるボディーくんの写真をFacebookに公開し、「驚きの生命力を見せる息子がとても誇らしいです。この子はきっと大丈夫。神様に深く感謝しています」とつづった。


■完全なる克服はまだまだ先

そしてこの度は、いとこがクラウドファンディングの『GoFundMe』にページを開設。「医療費も相当かさむようです。ボーリング家の人々を助けてあげてください」と寄付を呼び掛けた。

ボディーくんの闘病生活について、両親はこれからもFacebookを通じて報告していくつもりだ。医師からは「完全なる克服はまだまだ先。長い道のりになるでしょう」と説明を受けているという。

・合わせて読みたい→ガン患者のふりを7年続け高額の寄付集めた女に有罪判決 「化学療法で丸坊主に」

(文/Sirabee 編集部・浅野 ナオミ

ブルドーザーに轢かれた6歳少年が重体から見事な回復 奇跡の生命力が話題に