台風8号が発生しそうです。週末に開催されるコミケへの影響を心配する声が相次ぎ、ハッシュタグ「関東直撃」「台風直撃 」「台風8号」がツイッタートレンドに入っています。どんな点に注意すべきなのか、気象予報士の千種ゆり子が解説します。
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■台風直撃か?
台風8号が発生しそうです。予報円が“関東直撃”となっていることもあり、週末に行われるコミケを心配する声がツイッター上で多くみられました。
実際に、現時点(10日夕方)の予報ですと、関東に影響がある可能性はあります。発生する位置が日本に近く、発生してから2、3日でやって来ることから、不意打ちにならないように注意が必要です。
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■関東直撃の場合…どんな影響がある?
まだ進路も不確定な状況ですが、仮に関東に直撃した場合の話をします。
結論ですが、中心付近の気圧は、下がっても1000hPaくらいと気象庁は予想しています。個人的にも下がっても990hPa位かなと考えていて、過度な心配はいらないと思っています。
あちこちで同時多発的に災害が起こるような台風ではないでしょう。家の中で過ごす分には心配いらず、電車が計画運休になることもないでしょう。雨風が局地的に強まりますので、遅れるくらいはあるかもしれません。
いずれにせよ、13土曜は関東で終日雨となる可能性は高そうですから、雨風対策は必要となりそうです。雨の中で最高気温が30℃まで上がるため、人ごみによる熱中症に注意が必要です。
■山、川、海のレジャーは要警戒
ただ、ゼロリスクで行動したいなら、山や川、のレジャー、山道を通るようなルートでのドライブなどは、避けるべきだと思います。
川のレジャーなどで川に近づく場合などは、増水などによる災害に巻き込まれてしまう可能性があります。
■東北や北海道では警戒レベルを高めて
台風8号による影響も注意が必要ですが、もっと警戒して頂きたいのが東北地方や北海道です。
お盆明けにかけて東北北部~北海道に前線が停滞し、梅雨のような降り方となる恐れがあります。断続的に大雨となり、こちらは大規模な被害につながる恐れがあります。
既に北日本では被害の出ている所がありますが、お盆明けまではなるべく安全な場所で過ごすなど、慎重な行動が必要になりそうです。雨雲レーダーや気象庁の「キキクル」などで、常に最新の危険情報を仕入れておくようにしましょう。
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