大鍋

いきなり気絶したのか、足元がふらついたのか、それとも病気の発作か…。巨大な鍋に男性がすっぽりはまってしまったこと、その後に病院に搬送されたが死亡したことについて、『New York Post』など海外のメディアが報じている。


■熱い鍋の近くに立っていた男性

7月29日のこと、インドのタミル・ナードゥ州で暮らしていた男性が、通りに並べられたいくつもの大鍋を見て回っていた。この日は開催を予定していた祭りのためお粥を調理中で、大鍋はどれも煮えたぎっていたという。

しかし男性は突然ふらつき始め、鍋のひとつに急接近。そのままバランスを完全に崩し、背中から鍋の中に落ちて出られなくなった。


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■必死に救おうとした人たち

鍋の中で苦しむ男性に気づいた人たちは、果敢にも手を伸ばし救出を試みたが、ぐつぐつと煮える大量のお粥、そして鍋はとにかく熱い。

それでも何度も近寄り男性の両脚や腕をつかむうちに、鍋は揺れていきなり横倒しに。その瞬間に、男性もお粥にまみれた状態で地面に転がり出た。

■あまりにも悲惨な最期

やけどを負い苦しんでいた男性は病院に搬送されたが、回復することはなくそのまま息を引き取った。突然ふらついた原因については判明していないというが、未亡人になった妻は「夫はてんかんを患っていました」と話し、発作が原因で倒れた可能性が高いと考えているようだ。

事故が起こった日に男性が薬を服用していたかなど、詳しい情報はまだ報じられていない。


■過去にはロシアでも…

2016年には、ロシアの製菓工場で女性職員が溶けたチョコレートをかき混ぜる巨大なミキサーに転落。それによって体がズタズタになり死亡し、残っていたのは両脚のみだったと報じられた。職種・職場によっては、このように悲惨な事故がまれにだが起こる。

男性のケースについては原因そのものから徹底的に調べるため、現地警察も捜査を進めているという。監視カメラの映像も残っているが、それを見る限り事件である可能性は低そうだ。

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(文/Sirabee 編集部・マローン 小原

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