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ウルス改良新型 ヒルクライムで最速SUVに

ランボルギーニ・ウルスの改良型が、パイクスピーク・インターナショナル・ヒルクライムの市販SUVの記録を塗り替えた。

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10分32.064秒をマークし、従来のチャンピオンに17秒の差をつけてフィニッシュした。ハンドルを握ったテストドライバーのシモーネ・ファッジョリは、後輪駆動車の記録も保持している。

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パイクスピーク・インターナショナル・ヒルクライムに出場したランボルギーニ・ウルスと、ドライバーのシモーネ・ファッジョリ氏    ランボルギーニ

これまでのパイクスピークでの市販SUV最速記録は、2018年に10分49秒902でゴールしたベントレー・ベンテイガが残したもの。ベンテイガは、最高出力608psと最大トルク91.8kg-mを発生するW12エンジンを搭載し、多少の改造が施されたものの市販車に近い仕様で出場。全長約20km、156個のコーナーが存在するヒルクライムコースで平均時速107km/hを記録した。

一方、今回のウルスはオレンジと黒と白のカモフラージュカラーをまとい、同じコースに挑んだ。エクステリアの大部分は見えないが、よりアグレッシブな仕様に改造されているようだ。ウルスの改良新型として、まもなく正式発表されると思われる。

ランボルギーニによると、標準モデルのウルスに搭載されている4.0L V8ツインターボの改良型を採用しているという。安全面では、ロールケージと6点式ハーネスを備えたレーシングシートが採用された。

グリップを高めるために、ランボルギーニピレリが共同開発したセミスリックタイヤ、Pゼロ・トロフェオRが装着されている。

ランボルギーニの最高技術責任者ルーベン・モールは次のように述べている。

「パイクスピークは、世界で最も有名なヒルクライムであると同時に、クルマにとって非常にチャレンジングなイベントです。凹凸のあるコースレイアウトではシャシーのバランスが試され、標高差はパワートレインにストレスを与え、天候もスタートからゴールまでの間に急激に変化します」

改良型のウルスは若干の性能アップが期待されるが、現行と同じV8エンジンが搭載される可能性が高い。


改良型ランボルギーニ・ウルス パイクスピーク最速記録更新 市販デビュー間近か