image:Tesshin / 飯野哲心(@iino_Te55hin)

きゅうりやナスで作られる精霊馬(しょうりょううま)といえば、お盆の時期に飾られるもの。ご先祖様を迎えたり、送ったりするための乗り物です。そんな精霊馬ですが、Tesshin / 飯野哲心(@iino_Te55hin)さんがTwitterでご投稿された「精霊馬乗り物」が話題を集めています。斬新なアイディアで面白く、唯一無二の乗り物なので乗りたくなってしまいますね。今回は制作者さんにお話を伺いました。

インパクトあり過ぎ!精霊馬乗り物

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二度見、三度見をしてしまう面白い作品のツイートを発見しました!何と、精霊馬を模した乗り物を作られた方がいらっしゃるというのです。これは、インパクト絶大な乗り物ですね。

ツイートのリプ欄には、奇想天外な乗り物で面白いといった声や、乗り心地はどうなんだろう?などいった声が次々と寄せられ、熱視線を集めています。

・ええと。乗っちゃった人が連れてかれるのは……。

きゅうりとナスの乗り心地違うのかなぁ……。

・それ乗ると黄泉の国へ連れてかれるやつでは?

・子供の頃に読んだ漫画に、主要キャラがナス牛に乗っているのがあって、自分も乗ってみたいと思いました!仏様はキュウリの馬で来られてナスの牛で帰られる訳ですから、万が一あの世に行っちゃっても現世に帰って来られるように、生きた人間は先にナスに乗って後からキュウリに乗るべきですねw

制作者さんインタビュー

image:Tesshin / 飯野哲心(@iino_Te55hin)

Twitter投稿者であり、制作者のTesshin / 飯野哲心(@iino_Te55hin)さん(以下、飯野さん)にお話を伺いました。

プロフィールを教えてください。

1981年生まれの美術家です。2008 年金沢美術工芸大学大学院 修士課程彫刻専攻修了をし、現在、東京藝術大学大学院 博士後期課程先端芸術表現科 在学中です。「男子の美意識」( 男子イズム) にある「カッコイイ」=「パワーへの憧憬」、「オモロー( ギャグやおふざけなど)」=「未知への挑戦への”好奇心”」を作品の根幹に彫刻・写真・パフォーマンス等の表現で制作を行っています。

精霊馬乗り物を作られたきっかけは?また、どのように作られていますか?

幼少期に祖父母からご先祖様が彼岸と此岸を行き来するための乗り物と聞いたことが、大人になっても気になっていたこと。また、お盆になると現れるシュールな動物たちに誰かが乗っている姿を見たいと思ったことから制作しました。

 

初めはただ跨るだけの木馬のような彫刻として制作していましたが、制作中にコレは100円入れて動いたらもっと面白いのでは?と思いヤフオクでサトちゃんムーバーを落札し、入手したムーバーからサトちゃんを外して組み替えました。

 

作り方は、粘土原型を制作し、型を取って樹脂に置き換えています。ナス・キュウリ、それぞれ1カ月ほどかけて作られています。制作から7年経っているのですが、今まで度々修復を行なっています。今回の修復では過去最高の色ツヤに仕上げました。

■周りからの反応はいかがですか?実際に乗られている方もいらっしゃいますか?

女性の方が良く乗って頂けます。男性は割と恥ずかしいみたいです笑。子どもたちは精霊馬が良く分からなくても、ヘンテコな物は大好きなようでキュウリに3人乗りしたり寝そべったりとそれぞれ楽しんで乗ってくれています。

■いいねやRTされるなど大きな反響がありますが、 どのような心境でしょうか?

さまざまなご意見ご感想を頂けるのは、とてもありがたいです。美術に興味の無い方が、こちらに振り向いてもらえる切っ掛けになれてるとすれば嬉しいです。

■今後の夢や作られたい作品があれば教えてください。

盆踊りのやぐらに精霊馬ムーバーを置いて盆踊り大会をしたいです。実はあと2台サトちゃんムーバーを確保しているのですが、それらをどう使うか考えてますがなかなか難しく、考案中です……。

飯野さんお忙しい中、精霊馬の制作について楽しいお話をありがとうございました

精霊馬乗り物は見た目にも楽しく、近くで実物をご覧になりたい方もいらっしゃるでしょう。そんな皆さまに嬉しい情報がありますよ。現在、猪苗代のはじまりの美術館で作品を展示されています。お近くの方はぜひ、足を運んでみてはいかがでしょうか?

精霊馬といえば、ある食材で作った精霊馬もフカフカとしていて可愛いですよ。

Source:Tesshin / 飯野哲心(@iino_Te55hin)・Instagramiinotesshin_works

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