アメリカ、ニューヨーク州で、夏の暑さで焼けるような車の中に閉じ込められていた犬が、ニューヨーク市警たちによって救い出された。
救助に参加していた警察官のアルナ・マハラジさんは、この犬を自分の家族として迎え入れたという。
NYPD Officer Adopts Dog She Helped Rescue From Hot Car
アメリカ、ニューヨーク州で6月中旬、「熱い車に閉じ込められたまま2時間以上放置されている犬がいる」と、近くの住民がニューヨーク市警察の19分署に通報した。
通行人によると、犬は車内でとても苦しそうにしていたという。駆けつけた警官らは、車の窓を割って犬を救出し、動物病院に運んだ。
その後の調べで、この車のオーナーであり犬の飼い主である26歳の男の身元が判明し、動物虐待の罪で起訴された。
助けた警察官の1人が犬の飼い主に
病院で治療を受けた犬は、その後、米国動物虐待防止協会に保護されたが、救助に加わった19分署の女性警官、アルナ・マハラジ巡査が同協会から譲り受け、この犬を家族として迎え入れたという。
19分署はTwitterにこのことをシェアした。
This pup will never be neglected again!
— NYPD 19th Precinct (@NYPD19Pct) July 27, 2022
A month ago, this sweet doggo was rescued after his owner left him in his hot locked car for hours; yesterday, one of it’s rescuers, Officer Maharaj, adopted him! Thank you @ASPCA for taking such good care of this lucky pup! pic.twitter.com/F3dbH8TmV1
この犬は二度と放置されることはありません!1ヶ月前、このかわいいワンコは、飼い主が熱くロックされた車の中に何時間も放置した後に救出されました。昨日、その救助にくわわったマハラジ巡査が彼を引き取りました
短時間でも危険。クーラーを切った車内にペットを放置しないで
アメリカ動物虐待防止協会(ASPCA)では、熱い車内にペットを1匹で置いてはいけないと警告している。ペットの熱中症の兆候を探すことが重要だとも述べてる。
過度のパンティング(口を大きく開き、ハァハァと浅く速く呼吸を繰り返すこと)、呼吸困難、心拍数や呼吸数の増加、よだれ、軽い衰弱、昏倒、虚脱などはすべて、ペットがオーバーヒートしているサインだという。
ニューヨーク市警によると、気温が29度だった場合、車内が39度に達するには、わずか10分しかかからないという。更に湿度が高い日は熱中症になりやすくなるので要注意だという。
References:New York Police Department officer adopts dog she rescued from hot car - ABC News / written by parumo
[もっと知りたい!→]熱がこもった車の中に閉じ込められている犬を救出することが合法に(カリフォルニア州)
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