スコットランドのネス湖で未確認生物として有名な“ネッシー”。今でも謎に包まれた存在として語り継がれているが、このほどネス湖を撮影した動画がFacebookに投稿され、映っていた生き物がネッシーに似ているとネット上を騒がせた。しかし実はこれ、近くで飼育されていたアルパカが逃げ出して水浴びをしていただけだと判明し、まさかの正体に「面白すぎる」といった声が続出した。『Metro』などが伝えている。

話題の動画スコットランド北部ハイランドにあるイギリス最大の淡水湖、ネス湖にて撮影された。伝説の生き物とされている“ネッシー”は水面から伸びる長い首が特徴的で、動画にはネッシーを思わせるひょろりと伸びた首が確認できる。

その生き物は暗い色をしているためハッキリと何の生き物なのか分からないが、岸に向かって歩き始めると4本の足と短い尻尾が水面から現れた。ついにネッシーが現れたかと思いきや、その正体は丸い胴体に長い首という独特なシルエットを持つアルパカであった。

このアルパカは、ネス湖近くのインヴァネス市ドリズにて複数のアルパカを飼育し触れ合いサービスなどを提供する「Loch Ness Alpacas」で飼育されているそうで、飼い主が気付かないうちに囲われていた柵をすり抜けてネス湖まで水浴びをしに来てしまったという。

飼い主で今回の動画をFacebookに投稿したフィオナ・ケアンズさん(Fiona Cairns)によると、アルパカの脱走は今回が初めてのことではないという。先日も別のアルパカたちがトレッキング体験として客と一緒に湖の近くを歩いていたところ、牧場で待っていたはずの複数のアルパカたちが柵を抜け出してトレッキンググループに合流してしまったそうだ。

話題の動画を見た人々からは「これは遠くから見たら完全にネッシーだね」「最初に動画を見た時は本当にネッシーかと思っちゃったよ」「ネッシーに一番似ている動物はアルパカなのか」「これまでネッシーだと思われてきたのも、もしかしたらアルパカだったのかも」「たしかにこれはそっくりだ」「面白すぎる!」など驚きや笑いの声などが多数届いた。

アルパカたちの脱走について、フィオナさんは「主犯は“オービットOrbit)”で、群れの中で悪さをするのを楽しんでいますよ」と話している。度重なる脱走を受け、フィオナさんはアルパカたちを囲っている柵の強化を考えているそうだ。

ちなみに昨年4月には、2日間も木に居座っていた“謎の生物”に住民が恐怖し動物福祉協会に助けを求めたが、後にただのクロワッサンと判明したという耳を疑うニュースも話題を呼んでいた。

画像は『Loch Ness Alpacas 2022年8月8日付Facebook「Caught!!」、2022年8月5日付Facebook「Herding them back along the beach… again」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 iruy)

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