今やゲームだけにとどまらず、一般的な表現となった「クソゲー」。その認定第1号をリリースした伝説のゲームブランド「SUNSOFTサンソフト)」が復活を発表しました。

 2022年8月19日11時からYouTubeで、2022年と2023年に発売予定のタイトルに関する計画が情報解禁されるとのこと。とんでもねえ奴が目覚めちまったぜ……。

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 SUNSOFTサンソフト)は、サン電子株式会社が展開するゲームブランド。1970年代アーケードゲームの開発からスタートして「アラビアン」や「カンガルー」、レトロゲームとして海外進出した「ギミック!」などのタイトルをリリースしつつ、1980年代には家庭用ゲーム機にも進出しました。

 その作風を表現するならば「ひどい(褒め言葉)」が適切かもしれません。1985年にアーケードとファミリーコンピュータ向けにリリースされた、百姓一揆をモチーフにしたアクションゲーム「いっき」は、イラストレーターのみうらじゅんさんが初めて「クソゲー」の言葉を使った「クソゲー第1号」として伝説となりました。

 このほかにも「アトランチスの謎」は、無茶なミス判定でゲームオーバーになったり、最後までプレイしてもタイトルにある「謎」が解けないままだったりと、色々な意味で「無理ゲー」と呼ばれる作品。会社側では「クソゲー」を愛称と捉えており、今でも「元祖クソゲーといえばSUNSOFT」の言葉を嬉しく思っているんだとか。

 すっかり伝説の彼方へ旅立っていったと思われたサンソフトですが、なんと2022年の夏を迎えて再起動8月19日11時よりYouTube公式チャンネルにて、これからの新作タイトルに関する情報が解禁されることとなりました。中には人数限定のCBT(クローズドβテスト)の案内も含まれるといいます。

 司会を務めるのは、これまた初登場となるサンソフトサン電子)のVtuber。はたして誰が、どのようなタイトルをお見舞いしてくれるのか。公式YouTubeチャンネルでの発表が気掛かり……いや、気になります。

※訂正:初出時「いっき」が発売された家庭用ゲーム機を「スーパーファミコン」としておりましたが、「ファミリーコンピュータ」の誤りでした。訂正しお詫びいたします。

情報提供:サン電子株式会社

(咲村珠樹)

元祖“クソゲー”ブランド「サンソフト」復活 8月19日にYouTubeで新作計画発表