今月6日、ペットとして飼育している鶏がキレイな球状の卵を産んだというニュースがイギリスより届いた。通常は楕円形のはずの卵がまん丸の状態で、その確率は10億個に1個という。飼い主はこの卵をネットオークションサイトに出品し、「新たな鶏を保護するための資金にしたい」と考えているそうだ。『New York Post』などが伝えている。

レアな卵を産んだのは、英オックスフォードシャー州西部ブライズ・ノートン在住のアナベル・マルケィヒーさん(Annabel Mulcahy)がペットとして飼育している9羽の鶏のうちの1羽だ。アナベルさんは約20年前から鶏の飼育を始めており、最近は子どもたちが鶏に興味を持ち始めたこともあって保護して飼っていた。

今月6日午前のこと、アナベルさんが鶏たちの様子を確認しに行くと“ツインスキー(Twinskie)”とアナベルさんの娘が名付けた鶏が卵を産んでいた。その卵を拾い上げてみると、通常の楕円形ではなくキレイな球状であることに気がついたのだ。

「鶏の小屋に行ったら完璧な球状の卵を見つけたんです。グーグルで調べてみると、鶏がまん丸の卵を産む確率は10億個に1個と書かれていました。本当に不思議な形で、テーブルの上で転がすとビー玉のように転がっていきますよ」とアナベルさんは珍しいまん丸の卵に驚きを隠せなかったと明かした。

アナベルさんは以前、ネットオークションサイト「eBay」にて今回と似た丸い卵が480ポンド(約78000円)で販売されていたのを見たことがあるという。今回見つけた卵を販売して新たな鶏を保護するための資金を工面したいと考えているアナベルさんは、すでに丸い卵をeBayに出品しており、目標額は100ポンド(約16000円)と明かしている。

このニュースを見た人からは「保護してくれた鶏からのお礼かもね」「この卵を産むのは大変だっただろうな」「孵化させたらまん丸のヒヨコが出てきたりして」など珍しい卵に様々な反応が届いた。

アナベルさんは「現在9羽の鶏を飼っていますが、そのうちの3羽は農場に引き取られることになりました。お金を工面できたら放し飼いのエリアを広くしたいんです。鶏たちは人懐っこくてとても可愛く、庭にいると足元に来て日光浴をしていますよ。特にツインスキーは犬みたいに後ろをついて回るので“ラブラドール”というあだ名を付けています」と鶏たちとの生活を明かしている。

ちなみに2020年にはオーストラリアの養鶏場でひと際大きな卵が養鶏場で発見され、割ってみると中から殻付き卵がもう1つ出現したという

画像は『Metro 2022年8月9日付「Rescue chicken lays perfectly spherical egg which could sell online for £500」(Picture: Annabel Mulcahy/SWNS)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 iruy)

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