お笑いトリオジェラードの勢いが止まらない。2018年10月に開設したYouTubeチャンネルジェラードチャンネルの登録者が、ここ最近は1か月単位で10万人ずつ増加。今や約83万人を数える人気コンテンツに成長した。現在も1日に1000人、多い日で5000人の登録者が増えている。

国内最大規模のYouTube専門ニュースサイト「ユーチュラ」によると、この推移のままいけば登録者が90万人を達成するのは、約1か月後の9月14日という計算が出ている。年内に100万人超えも見えてきたジェラードンのYouTubeを紹介する。
 
ジェラードンは、海野裕二をリーダーとする3人組。現在、海野は体調不良で一時休養しており、活動自体は、かみちぃ、アタック西本の2人が行っている。そんな彼らがYouTubeで投稿しているのは、もっぱらコント部屋や学校といった、ありふれた日常とつながっている世界観でのワンシチュエーションコントだ。そして手持ちカメラで行う安価なものだが、これがYouTubeの肌感覚にしっくりくる。

またキャラクターもそこまで作りこまず、型破りすぎず、発想1つで推し進めているものが多いため、見ているほうに過度な期待と負担を抱かせない。毎回、奇妙なストーリーではあるが、意外と“薄味”なのも、次を見てみようというモチベーションになる。
 
さらにいかにもYouTube的なのは、「プレゼン資料終わらなくて、自ら鼻の骨折って休もうとしたけど、元々休みの日だったバカ」「海外行き修学旅行の日に、間違えて学校来て、おかしくなった少年」「タイムリープして、過去を変える度に、角刈りとキスすることになる」「貫禄ありすぎて、旦那と間違われて世間話される息子」など、いわばオチとなる核心部分まであえてタイトルに入れ込み、興味を惹かせようとする点だ(サムネについている題と実際に動画を開いたときの題は若干違うが)。

保健室ベッドキープしてる、仮病のプロ【ジェラードン】(YouTube
https://youtu.be/wmLyvZbh6Js

海外行き修学旅行の日に、間違えて学校来て、おかしくなった少年【ジェラードン】(YouTube
https://youtu.be/U6z06JRjtFM

上記のタイトルが「保健室」「修学旅行」といった、テレビでよく見る“ひとことタイトル”であれば、見る気が失せるだろう。

そしてサムネも、コントの象徴的な場面を切り取ることで、ひと笑いさせている。つまり、あえてピークを最大限、そこに注ぎこむことで、とにかくクリックさせることに成功しているのだ。そしてユーザーは、下に記されるタイトルを時々見つつ、具体的にどう、話が展開されていくかを観察し、覗き見していく作りになっている。

昨年の『キングオブコント2021』(TBS系ファイナリストだった彼ら。今年は不出場ということで、来年以降に期待がかかるが、それ以前にYouTube界でのコント王の称号を獲得してしまうのかもしれない。

(執筆者: genkanaketara)

登録者が1か月で10万人増! 夢の100万人も見えてきたジェラードン“YouTubeコント”の巧妙戦略