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静岡県では、台風8号の接近前から雨が降り続き、降り始めからの雨量が、300ミリを超えた所があります。土砂災害の危険度がかなり高まっている所がありますので、厳重に警戒してください。

静岡県で記録的大雨 総雨量300ミリ超も

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静岡県では、台風8号の接近前から湿った空気の流れ込みが続き、記録的な大雨となっている所があります。
きょう13日(土)午後1時までの48時間降水量は、静岡市鍵穴で340.0ミリ、天城山で316.5など300ミリを超えている所があり、静岡空港では168.0ミリと8月としては観測史上最大の雨量となっています。8月の月降水量の平年値を超える大雨となっている所があります。

静岡県では、今夜にかけて1時間に80ミリの猛烈な雨が降り、更に雨量が増える恐れがあります。いったん雨が弱まっている所でも、急速に状況が悪化し、災害が発生しやすくなる恐れがあります。

大荒れの時間帯は、屋外の活動はなるべく控えて、安全な場所でお過ごしください。
山の付近や崖や川のそばなど、危険な場所には絶対に近づかないようにしてください。

今後の予想

[雨の予想]
13日に予想される静岡県の1時間降水量は、各地多い所で80ミリが予想されています。
13日12時から14日12時までに予想される24時間降水量は、いずれも多い所で、300ミリの予想です。線状降水帯が発生した場合は、局地的にさらに降水量が増えるおそれがあります。

[波の予想]
13日に予想される波の高さは、4メートルから6メートルでうねりを伴うでしょう。

[風の予想]
13日に予想される最大風速(最大瞬間風速)は、陸上では15メートル(30メートル)
海上では20メートル(30メートル)の予想で、何かにつかまっていないと立っていられないような風が吹く恐れがあります。

土砂災害に厳重に警戒し、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫、うねりを伴った高波に警戒してください。また、竜巻などの激しい突風、落雷、降ひょう、強風に注意してください。発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には、建物内に移動するなど、安全確保に努めてください。

台風の大雨 土砂災害の前触れは

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台風が接近すると、大雨の恐れがありますが、大雨によって土砂災害が発生する時には、前触れとなる現象があります。いざという時のために、ぜひ覚えておいてください。

1つめは、がけや地面にひび割れができることです。
2つめは、木が裂ける音や石がぶつかり合う音が聞こえたり、土のにおいがしたりすることです。
3つめは、井戸や川の水、湧き水が濁ることです。湧き水が止まる場合も、前触れの一つです。
4つめは、がけや斜面から水が湧き出たりすることです。

そのほか、小石がバラバラと落ちてくる、地鳴りや山鳴りがする、雨が降り続いているのに川の水位が下がる、樹木が傾く、などがあります。このような時は、土砂災害の危険が高まっています。すぐに周りの人に声をかけて、安全な所へ避難してください。

静岡県で記録的な大雨 総雨量が300ミリ超えた所も 土砂災害に厳重な警戒を