犬は優しくしてくれた人のことを長い間忘れないと言われる。アメリカで先月末、高速道路をさまよっているところを保護された犬は、自分を救助してくれた女性と再会しその胸に飛び込んだ。心温まるニュースを『The Dodo』などが伝えた。

アメリカに住むエヴィ・ベンソンさん(Evie Benson)は先月末、母レスリーさん(Leslie)の運転で高速道路を走行中、前方の車数台が小さな茶色の物体を避けながら進んでいくことに気が付いた。

その物体に近づくにつれ、親子はそれが犬だと確信、18輪の大型トラックが犬の直前にまで迫っているのを見て「ああ、轢かれてしまう!」と恐怖で震えたという。

「私はその瞬間、もうだめかと思って目を閉じたの。でも犬は轢かれる直前にその場から移動したのよ」と当時を振り返るエヴィさん。「このままでは轢かれるのも時間の問題だ」と思ったエヴィさんは次の瞬間、思い切った行動に出た。

なんとエヴィさん、動いている車から飛び降りると震える犬を素早く抱え、再び車に飛び乗った。

エヴィさんは「火事場の馬鹿力とはああいうことを言うのでしょうね」と興奮気味に語ると、その犬について次のように明かした。

「犬はオスで、ガリガリに痩せていて汚れていたわ。でもそんな状態でもずっと尻尾を振っていたの。」

「私は車の中で、その犬がそれまでどんな苦難に耐えてきたのか、ひとりぼっちでどんなに怖かったか…。そんなことを考えて胸が張り裂けそうだった。ただその犬は安心したのか、しばらくすると私の腕の中で眠りに落ちたの。」

エヴィさんは膝の上で眠る犬を見て涙が溢れてきたそうで、そのままバージニア州の「グーチランド郡動物シェルター&アダプションセンターGoochland County Animal Shelter and Adoption Center)」に連れて行くとスタッフに引き渡した。その犬がいつも尻尾を振っている(wag)ことから、“ワグズ(Wags)”と名付けた。

そして翌日、エヴィさんはワグズの様子を確かめるため、母と一緒にシェルターを訪れた。

「自分のことを覚えていないかもしれない」と不安を抱えながらの面会だったが、ワグズはエヴィさんを見るなり喜びを露わにし、胸に飛び込んできたという。

エヴィさんはそんなワグズを膝に乗せると、床に座りながら母親と一緒に泣き出してしまった。様々な感情が一気に込み上げたのだった。

ワグズはその後、エヴィさんの体の上に乗ってギュッとハグしてきたそうで、エヴィさんは「あの時、ワグズを助けて本当に良かったと思ったの」としみじみと語った。

なおエヴィさんは今秋、大学進学でワグズを引き取ることはできないそうだが、シェルターには何度か足を運んでおり、そのたびにワグズからハグの歓迎を受けたという。

ワグズには「引き取りたい」という問い合わせが何件かあるそうで、エヴィさんは「ワグズならきっとすぐに新しい家族が見つかるでしょうね」と笑顔を見せた。

画像は『The Dodo 2022年8月11日付「Dog Stranded On Highway Gives Rescuer Biggest Hug After She Saves Him」(EVIE BENSON)』『Evie Benson 2022年7月29日Facebook2022年8月11日Facebook』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 A.C.)

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