オリックス・バファローズ戦績 8.2-8.14】
対 埼玉西武ライオンズ
埼玉・ベルーナドーム
8月2日
オリックス(山本)2-4(高橋光)埼玉西武

8月3日
オリックス(宮城)1-3(平井)埼玉西武

8月4日
オリックス(山崎福)2-3(松本)埼玉西武
対 北海道日本ハムファイターズ
大阪・京セラドーム大阪

8月5日
オリックス(竹安)5-2(ポンセ)北海道日本ハム

8月6日
オリックス(東)3-1(田中)北海道日本ハム

8月7日
オリックス(中村)3-5(根本)北海道日本ハム

対 東北楽天ゴールデンイーグルス
大阪・京セラドーム大阪
8月9日
オリックス(田嶋)5-1(則本)東北楽天

8月10日
オリックス(山本)1-2(辛島)東北楽天

8月11日
オリックス(宮城)6-1(弓削)東北楽天

対 福岡ソフトバンクホークス
福岡・PayPayドーム
8月12日
オリックス(竹安)6-3(杉山)福岡ソフトバンク

8月13日
オリックス(山崎福)4-5(武田)福岡ソフトバンク

8月14日
オリックス(ビドル)10-2(和田)福岡ソフトバンク

※(カッコ)内は先発投手
※110試合、57勝53敗0分けの3位。首位の埼玉西武とは2.5ゲーム差。

 この2週間のオリックス・バファローズは、1ゲーム差で迎えた埼玉西武ライオンズとの3連戦で3連敗し首位奪還はならなかったが、その後の3カード連続で勝ち越して、3位の座を堅守。首位の埼玉西武とも再び2.5ゲーム差まで縮めてきた。他球団に比べて試合数の消化が早いため、少しでも早く首位を奪還したいところ。またエース山本由伸の先発試合で白星を2試合連続で逃したのは痛いが、中川圭太吉田正尚宗佑磨紅林弘太郎ら打線につながりが出てきたのは大きい。

 埼玉では3連敗を喫したチームだが、5日からは京セラドーム大阪で、毎年恒例の人気イベント『Bs夏の陣2022』が開幕。兵庫・ほっともっとフィールド神戸での2試合を含む8月の主催試合では、カーキブラウンの特別ユニフォームを着用して試合をする。初戦は竹安大知が先発し、6回を2失点に抑えて勝利投手に。竹安は「目の前のバッターを一人一人、一生懸命投げてアウトを取っていこうと投げていました。初回は、いい入りができたと思うんですけど、なかなかリズムを持ってくるようなピッチングができていなかったので、野手の方々に感謝しかありません。きょうは無四球だったところが良かったと思います」と振り返った。

 北海道日本ハムに勝ち越したチームは、3位争いを繰り広げていた東北楽天と3連戦。初戦は連勝中の田嶋大樹が、7回を1失点の好投で8勝目。二桁勝利が見えてきた。田嶋は「とてもうれしく思いますし、やっていることが少しずつ結果に出てくれてうれしいです!なんとかチームに迷惑を掛けたくなかったですし、前回は立ち上がりの内容が良くなかったので、今日は初回からしっかりいこうと思ってマウンドに上がっていました」とピッチングを振り返り、ファンにも感謝の意を伝えている。

 イケイケムードのチームは、福岡に乗り込み上位の福岡ソフトバンクと3連戦。1勝1敗で迎えた3戦目、中嶋聡監督はこれまでセットアッパー中継ぎで起用していた新外国人左腕ビドルを先発に起用した。ビドルは10点もの大量援護にも恵まれて、テンポの良いピッチングで、5回を無失点の好投で先発初勝利。「正直に言えば、今は何が起こっているか分からないくらいの気持ちだけど、とにかくゲームを作ろうと、チームのためになんとか投げようと思っていたよ。きょうは5回だけだったけど、久しぶりの先発だったから完投した気分だよ。チームがたくさん点を取ってくれて、とても投げやすかったね!高山(郁夫投手)コーチに『よく頑張ってくれた』と言ってもらっていたよ」と上機嫌だった。

 16日からは神戸に千葉ロッテマリーンズを迎えて2連戦。19日からは再び埼玉に乗り込み埼玉西武との3連戦が待っている。負けられない戦いはまだまだ続くのだ。

(どら増田 / 写真・Rinco)

ビドル