今夏の移籍が噂されていたバルセロナの元ガボン代表FWピエール=エメリク・オーバメヤン(33)だが、チェルシー行きを拒否していたようだ。スペイン『ムンド・デポルティボ』が伝えた。

ドルトムントアーセナルでエースとして活躍したオーバメヤン。しかし、アーセナルでのラストシーズンは、キャプテンでありながらピッチ外で問題を抱え、度重なる遅刻などをミケル・アルテタ監督が見限り退団。2022年1月にバルセロナへと移籍していた。

そのバルセロナでは半年間で23試合に出場し13ゴール1アシストを記録。今シーズンは背番号を「17」とすると、開幕戦のラージョ・バジェカーノ戦では終盤に出場していた。

そのオーバメヤンには、ストライカーが欲しいチェルシーが獲得に興味。財政難に陥り、サラリーキャップ問題を抱えるバルセロナとしては、放出も辞さない構えだった。

株式の売却などで資金調達に成功。開幕戦を前に、フランス代表DFジュール・クンデ以外の選手を登録したが、クンデを登録するためにはまだ手を打つ必要があり、サラリーカットか選手放出が必要となる状況となっている。

バルセロナオーバメヤンに対して1400万ユーロ(約19億円)の移籍金を提示したチェルシーのオファーを拒否したとのこと。フリーで獲得した選手に2000万ユーロ(約27億円)を求めているとされている。

しかし、それ以前にオーバメヤンがバルセロナからの移籍を求めていないという報道が。今夏はポーランド代表FWロベルト・レヴァンドフスキが加入し、ポジション争いが激化したが、『ムンド・デポルティボ』はオーバメヤンがそれを望んでいると報道。バルセロナで満足しているため、チェルシーに行く気はないとしている。

ただ、『ムンド・デポルティボ』はチェルシーは簡単には諦めないともしており、好条件を出す他、先発の座も約束すると見られており、オーバメヤンの心が残り期間で動く可能性もあるとしている。

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