イングランドサッカー協会(FA)は15日、14日に行われたロンドンダービーで退席処分を受けたチェルシートッテナムの両指揮官を告発した。

14日にスタンフォードブリッジで行われたプレミアリーグ第2節のチェルシーvsトッテナムは、2-2のドローに終わった。

試合はチェルシーが2度のリードを奪うなど、優勢に試合を進めたものの、アンソニー・テイラー主審の微妙な判定の影響もあり、トッテナムが2度のビハインドを追いつき、最終的には後半アディショナルタイムにFWハリー・ケインが決めた劇的同点ゴールによってドロー決着となった。

元々のライバル関係に加え、微妙なジャッジの影響もあってトーマス・トゥヘル監督と、アントニオ・コンテ監督は、トッテナムの最初の同点ゴール直後にピッチサイドで小競り合いを起こすと、以降互いのチームにゴールが生まれる度に相手へのフラストレーションを募らせた。

そして、試合終了後に握手を行った際にはトゥヘル監督が握った手を放さなかったことをキッカケに両者がヒートアップ。周囲の素早い制止によって大事にはならなかったものの、共にレッドカードを掲示されて退席処分となっていた。

これを受け、FAは以下の声明を発表。両者を告発したことを明らかにした。

「トーマス・トゥヘルとアントニオ・コンテは、2022年8月14日に行われたプレミアリーグチェルシーvsトッテナムにおいて、FA規則E3違反で告発された。両監督の振る舞いは、試合終了後に不適切であったとされている。両監督は2022年8月18日までに、それぞれの回答を提出する必要がある」

なお、共にリーグ次節のベンチ入り処分が決定しているが、今回のFAの発表によって追加のベンチ入り禁止や罰金処分が科される可能性がある。

また、トゥヘル監督に関しては試合後の会見においてテイラー主審を含む審判団を強い口調で非難しており、今回の処分とは別にFAから調査を受ける可能性も伝えられている。

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