永野芽郁が主演を務める火曜ドラマ「ユニコーンに乗って」(毎週火曜夜10:00-10:57、TBS系)の第7話が8月16日(火)に放送される。同作は、脚本家・大北はるか氏による完全オリジナルストーリーで、教育系スタートアップ企業「ドリームポニー」の若きCEO・佐奈(永野)のもとに、ある日突然、会社の雰囲気とは全く異なる48歳のおじさんサラリーマンの小鳥(西島秀俊)が部下として転職してきたことで、仕事に恋に奮闘しながら、夢に向かって真っすぐ生きる主人公たちの成長を描く“大人の青春”ドラマ。

【写真】ホワイトコーデがリンクしている杉野遥亮“須崎”と石川恋“凛花”

そんな本作から、幼なじみの須崎(杉野遥亮)に思いを寄せる美容系インフルエンサー・倉田凛花(くらた・りんか)を演じる石川恋にインタビューを実施。佐奈の恋敵役を演じる中で感じた、視聴者からの反応に対する気持ちや、永野ら共演者の印象、共演者から刺激を受けたことなどについて語ってもらった。

――同作の台本を読んで、どんな印象を持ちましたか?

新しく挑戦することってすごく勇気がいることだと思うんですけど、このドラマは背中を押してくれて、勇気をもらえる作品だなと感じました。どんな風に撮影が進んでいくんだろうという期待もありましたし、お仕事ではありますが、演じながら私自身もまた青春を味わえたらいいなという気持ちにもなりました。この先、「ドリームポニー」がどのように成長していくのかも気になりますし、佐奈と功の関係がどうなっていくのかが気になります!

――石川さんが凛花に共感する部分はありますか?

共感する部分はあんまりなくて…(笑)。凛花は裕福な家庭で育ってきたからこそ、佐奈の育ってきた環境や気持ちが分からなかったりして、空気の読めない一言を言っちゃったりするじゃないですか。私は人の顔色を見てしまうタイプなので、演じながら「今、凛花すごいやばいこと言ってる…!」って思うことがあります(笑)。

凛花は自分に敷かれたレールからはみ出せないというコンプレックスが、美容インフルエンサーとしての活動に繋がっていると思うんですが、コンプレックスを自分の力で変えていくという部分は、私の中でもあるのかなって思います。

――主演の永野さんの印象はいかがですか?

芽郁ちゃんは年下ではあるんですけど、すごく頼もしい存在ですね。 佐奈の真っ直ぐなところとか、芯の強さが芽郁ちゃんとも共通しているなと思っています。佐奈と凛花は真逆の存在で、凛花はどこかで佐奈に憧れている部分があるから、佐奈をライバル視しているのだと思うんですが、芽郁ちゃんがしっかり佐奈を演じてくれるから、凛花も負けたくないっていう気持ちでお芝居できています。

――一緒のシーンは少ないかと思いますが、西島さんはいかがでしょうか?

西島さんとのシーンは1回しか撮影していないんですが、西島さんがドリームポニーのメンバーとお話されているところを拝見した時に、皆さんの支柱のような存在になっているんだなと思いました。西島さんが皆さんを温かく受け入れて、アドバイスとかもされていて、キャストの皆さんが西島さんを頼りにしていて。西島さんがいることによってお芝居の熱も上がって、自然と良い雰囲気が出来上がっているんだなと感じました。

――同作にはいろいろなタイプの男性キャストが登場しますが、石川さんご自身はどのキャラクターに惹かれますか?

えー! 功じゃないでしょうか…!? 佐奈と交わした約束を守ることに葛藤しながら、一途に思っているところに惹かれます。小鳥さんに嫉妬しちゃってる表情を見ると「幸せになってほしい!功頑張れ!」って思います。

■SNSの辛辣なリアクションに手応えを実感

――凛花は恋敵の役なので、好意的な反応ばかりではないと思いますが、SNS上での演じる役に対する辛辣なリアクションについてはどう感じていますか?

めっちゃ楽しいです! 自分が出演するドラマの反響が結構気になる方なんですが、ある時「石川恋ってザ・当て馬顔」って書かれていて(笑)。当て馬顔ってどういう顔なんだろうって思いながらも、そういうポジションもいいな、面白いなと思いました。

去年も別の作品で、元カレに執着する役を演じていたんですけど、普段は理性で抑えられる部分も、役ではそれを超えて演じられるのですごく楽しかったです。視聴者の方から、「図々しい女だな」「嫌な奴だな」という反応をいただくと、ちゃんと届いているんだという手応えを感じています。「嫌な役をやっていて疲れませんか?」とか、心配してくださる方もいるんですが、楽しんで演じています。

――これまでの撮影でキャストの方から刺激を受けたことはありますか。

佐奈の妹・依里を演じている、16歳の武山瑠香ちゃんに刺激を受けている部分が多いです。最初の頃、監督とお芝居について話し合う時にすごく緊張していたり、さまざまな初めてのことに直面する瑠香ちゃんを見たりしていると、私も若い頃に先輩の役者の方が声をかけて助けてくださったこと思い出して。なので、私も瑠香ちゃんが自然体でこの現場にいられるようにしたいと思うようになりましたし、初心を思い出すことができて、瑠香ちゃんの存在が自分を成長させてくれているような感じがします。あと、瑠香ちゃんとたわいもない話をする中で、いろんなことを教えてもらえるのも楽しいです!

――同作では、佐奈たちが新しいことチャレンジする姿が描かれていますが、石川さんが新しくチャレンジしたいと思っていることはありますか?

お仕事では、舞台に出演したいです。20代前半に経験したことはあったんですが、そこからずっとやっていなかったので、もう一度挑戦してみたいです。プライベートでは、以前から毎年一個新しいことに挑戦したいと思っていて、去年は富士山と思ったんですけど、今年はまだ何も出来ていなくて。ダイビングのライセンスを持っているんですが、もう一段階上の、もっと深く潜れるライセンスを取りたいなと思っています。

――凛花は美容系インフルエンサーですが、美容や健康面で意識していることはありますか?

プライベートで落ち込むことや嫌なことがあると、仕事をしている時にそのことが頭をよぎってしまうのが嫌なので、普段から精神を安定させるように心掛けてます。 昔はがむしゃらに自分を追い込む感じで「もっとこうできたのに」というようなことばかり考えてしまっていたんですが、今はそう思っても「こういうところは前より良くできたな」と思うようにしたり、頑張ったらチートデイを作って精神的な安定を保つようにしています。

――最後に、第7話の見どころを教えてください。

佐奈、小鳥、功の三角関係が少しずつ変化したり、仲間の絆を再確認できたりするすてきな回になっていると思います。まだ7話ですが、ここから想像もつかないようないろんな展開があるので、最後まで飽きることなく楽しんでいただけると思います。ぜひ最後まで見てください!

「ユニコーンに乗って」で倉田凛花を演じる石川恋/(C)TBS/撮影:加藤春日