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北海道胆振地方では、24時間雨量が200ミリを超えている所があります。北海道では、土砂災害の危険が非常に高まっている所があります。夜遅くにかけて、東北や北陸にも発達した雨雲がかかり、大雨の恐れがあります。

北海道 24時間雨量200ミリ超

きょう16日、北海道付近に、発達した雨雲がかかっています。

北海道檜山地方の今金町では、午前9時09分までの1時間に44.0ミリの雨を観測し、統計開始の1976年以降、8月の1位の値を更新しました。

午前9時40分までの24時間降水量は、北海道胆振地方の登別市カルルスで202.0ミリ、登別市201.0ミリと、200ミリを超えました。檜山地方の今金町では198.0ミリで、統計開始の1976年以降、8月の1位を更新しました。

北海道 土砂災害の危険高まる 氾濫危険水位を超えている川も

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北海道では、これまでの大雨で土砂災害の危険が高まっており、特に檜山地方で非常に高まっている所があります。

午前10時現在、今金町を流れるオチャラッペ川の八京橋地点の水位観測所や、せたな町を流れる太櫓川の栄石橋地点の水位観測所で、氾濫危険水位を超えています。

東北や北陸も災害の危険が急に高まる恐れ

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この後、夜遅くにかけて、東北や北陸にも発達した雨雲がかかるでしょう。
東北や北陸でも土砂災害の危険が急に高まる恐れがあります。土砂災害に厳重に警戒してください。低い土地の浸水、河川の増水や氾濫にも警戒が必要です。

土砂災害の前兆

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大雨によって土砂災害が発生する時には、前触れとなる現象があります。いざという時のために、ぜひ覚えておいてください。

1つめは、がけや地面にひび割れができることです。
2つめは、木が裂ける音や石がぶつかり合う音が聞こえたり、土のにおいがしたりすることです。
3つめは、井戸や川の水、湧き水が濁ることです。湧き水が止まる場合も、前触れの一つです。
4つめは、がけや斜面から水が湧き出たりすることです。

そのほか、小石がバラバラと落ちてくる、地鳴りや山鳴りがする、雨が降り続いているのに川の水位が下がる、樹木が傾く、などがあります。このような時は、土砂災害の危険が高まっています。すぐに周りの人に声をかけて、安全な所へ避難してください。

北海道 24時間雨量200ミリ超 土砂災害の危険高まる 東北や北陸も警戒が必要に