朝の「活力満足度」を点数評価
朝から元気な人が多い都道府県は?

 皆さんは、いつも朝起きるときどのような気分だろうか。朝から活力がみなぎっている人、朝はやる気が起きず憂うつな気分だという人……さまざまだろう。

 一般社団法人日本リカバリー協会などが全国の男女10万人(男女各5万人)を対象に行った大規模インターネット調査『ココロの体力測定2021』によると、朝起きたときの自分の活力(元気な)状態を10点満点で採点してもらったところ、7~10点の高得点を付けた人は全体の24.6%だった。一方で、0~3点と低得点だった人は21.8%と、こちらも2割超に上った。

 今回はこの調査結果を基に、「朝から元気な人が多い」都道府県ランキングを見ていこう。

※集計期間は2021年11月15日12月20日。調査機関は一般社団法人日本リカバリー協会、一般社団法人日本疲労学会、神戸リサーチコンプレックス協議会、株式会社べネクス。男女各5万人、各都道府県500サンプル以上を確保し、その後人口比率(都道府県、年代、有職割合)でウエート修正した。「朝起きたときの自分の活力(元気な)状態」を0~10点で回答してもらい、0~3点を「不満足」、4~6点を「どちらでもない」、7~10点を「満足」として集計。「満足」している人の割合を都道府県別に集計し、ランキング化した。

「朝から元気な人が多い」都道府県ランキング
男性1位は沖縄県、女性1位は大分県

「朝から元気な人が多い」都道府県ランキング【男性版】1位は沖縄県で、朝の活力度に満足している人の割合は30.4%だった。30%を超えたのは沖縄県のみだった。2位には長野県、3位には佐賀県が続いた。

 また、「朝から元気な人が多い」都道府県ランキング【女性版】の1位は大分県。朝の活力度に満足している人の割合は29.7%だった。2位には東京都、3位には島根県ランクインした(順位には小数点第2位以下も加味している)。

「慢性的な疲れ」の有無が朝の活力にも影響

「慢性的な疲れ」の有無が
朝の活力にも影響

「朝から元気な人が多い」都道府県ランキングで男女ともトップ10に入ったのは、沖縄県東京都の2都県だった。

 ここで、年代別に朝の活力満足度について見ていこう。以下の表を見ると分かる通り、60代以上では朝の活力に満足している人が多く、70代では約4割が満足している(7~10点)。一方で、20~40代では朝の活力に満足していない(0~3点)人が4分の1超に上っている。仕事、子育てなどで多忙な世代であることも関係しているといえそうだ。

 次に、疲労状態別に比較してみよう。厚生労働省の「ストレスチェック制度の健康状態項目」を基に、疲労状態を指す項目を独自集計。疲労項目に「ほとんどなかった」と回答した方を元気な人、「ほとんどいつもあった」と回答した方を疲れている人として定義し、分類した。

 元気な人では、朝の活力に満足している人(7~10点)は45.7%に上る。一方で、慢性的に疲れている人では同12.2%で、30ポイント超の差が付いている。また、慢性的に疲れている人では、朝の活力に不満足な人(0~3点)が36.7%に上った。

就寝時の疲労状態で
朝の活力満足度が変わる

 次に、朝の活力満足度と睡眠時間の関係を見ていこう。

 活力満足度別に平均睡眠時間を集計すると、朝の活力に不満足(0~3点)な人の28.9%は平均睡眠時間が5時間未満となっている。満足している人(7~10点)の同12.1%と比較すると、大きな開きがあることが分かる。

 一方で、朝の活力に不満足な人のうち、平均睡眠時間が6~8時間取れている人も約4割に上っており、朝の活力への不満の要因は睡眠時間以外にもあることがうかがえる。

 また、朝の活力満足度と寝る前の活力満足度(就寝時にどの程度疲れているか、点数が低いほど疲れている)の関係についても見てみよう。

 この表を見ると、朝の活力に満足している人(7~10点)の74.8%が、寝る前の活力にも満足していることが分かる。一方で、朝の活力に不満足な人(0~3点)の63.9%が、寝る前の活力にも不満足な状態にあり、前日の就寝時の活力状態を翌日にも引きずっている結果となっている。

 このデータを踏まえると、睡眠時間だけではなく、就寝前にどれだけ活力のある状態(疲労していない状態)を維持できるかということも、朝の活力満足度を高める重要な鍵だといえるだろう。

(本記事は、一般社団法人日本リカバリー協会からの提供データを基に制作しています)