このほど自然を愛する5歳男児が「カタツムリを雨から助けてあげたい」と訴え、母親はその願いを聞き入れて容器に30匹ほどのカタツムリを回収した。その後、男児が「一晩家で寝かせてあげたい」と言うので容器に蓋をしてキッチンに置いたが、夜中に見に行くと蓋が外れてカタツムリが散らばっていたという。衝撃の出来事の詳細を『The Mirror』などが伝えている。

ノーフォーク州グレート・ヤーマス在住のトニ=アン・レイシーさん(Toni-Anne Lacey、26)は雨が降ったある日、息子ライ・ボールズ君(Rye Bowles、5)から「庭のカタツムリを雨から助けてあげて!」とお願いされた。

心優しいライ君のため、トニさんは用意した入れ物の中に次々とカタツムリを入れていった。見える範囲のカタツムリを容器に入れ終わると、今度は「お家で寝かせてあげたい!」とライ君が訴えた。「蓋を閉めれば大丈夫だろう」と思ったトニさんはこれを承諾し、容器に蓋を被せてキッチンのそばに置いた。

それから数時間後にトニさんとライ君はベッドに入り眠っていたが、トニさんは喉が渇いて夜中に目を覚まし、キッチンに飲み物を取りに行った。そしてキッチンの電気をつけると、容器の中にいたはずのカタツムリたちがキッチンのあちこちを這いずり回っていたのだ。どうやら容器の蓋がしっかりと閉まっておらず、カタツムリたちは隙間から外に出てしまったようだ。

当時の様子を撮影した写真では、青い容器の中からうじゃうじゃとカタツムリが這い出ており、日本で見かける一般的なカタツムリよりも一回り大きく感じる。カタツムリは容器から出ると、電気ケトルや冷蔵庫、カウンターの上などキッチンを縦横無尽に動き回っていた。

トニさんは当時のことをこのように振り返っている。

「キッチンのあちこちにカタツムリがいて本当に驚きましたよ。ライはアウトドアや自然が大好きで、動物や昆虫も庭から集めてくるんです。カタツムリは雨が好きですけど、ライはカタツムリたちが雨から逃れようとしたと思ったみたいです。」

「20~30匹ほどいましたが、幸いにも全部のカタツムリが容器から出てきた訳ではありませんでした。容器の蓋がズレていたのでそこから逃げ出したみたいです。ヌルヌルとしたものがそこら中に付いていて、全部キレイにするのに約1時間もかかって大変でした。」

それから数日間は隠れていたカタツムリが出てくるのではないかと目を凝らしていたそうだが、それ以上出てくることはなかったそうだ。

キッチンがカタツムリだらけというショッキングな出来事をトニさんが自身のTikTokアカウントで報告すると、「ケトルの上にまで乗ってるのが面白すぎる」「うちの子カタツムリを集めたがるから気を付けないと」などの声のほか、カタツムリ嫌いの人々からは「こんな状況を目の前にしたら泣いちゃう」「私だったらこの家から引っ越したい」など恐怖の声も届いていた。

カタツムリを怖がることはなかったというトニさんだが、「同じことが起きないように、これからはしっかりと外に出しておきますよ」と笑ってコメントしている。

画像は『The Mirror 2022年8月15日付「Horrified mum finds 30 SNAILS on kitchen counter, in kettle and even in her laundry」(Image: Kennedy News and Media)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 iruy)

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