そのフクロウは、頻繁におばあさんの家のベランダにやってきて、おばあさんが出て来るのをずっと待っている。
おばあさんが来ると、鳴き声で会話する。近づいても逃げることはなく、椅子に座っていると、膝に乗ってくるようになったという。
今年98歳のおばあさんは、このフクロウが亡きおじいさんの使いであると信じているようで、ふくろうがやってくるのを心待ちにしているという。
98-year-old grandma receives weekly visits from chatty owl
アメリカ、アリゾナ州フェニックスで暮らす98歳のランナさんの元に、ある日突然訪れた、1羽のフクロウ。正確にはミミズクかな。
それからフクロウは、まるでランナさんの様子を見に来るかのように、ほぼ毎日、家のベランダに現れては、じっとそこにいるという。
フクロウに近づいて行っても逃げたりはしない。
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ランナさんが「ホー」っと話しかけると、それにこたえるかのように、鳴き声を上げる。ベランダの椅子に座っていると膝に飛び乗ろうとすることもあるそうだ。
亡きおじいさんの使いと信じているおばあさんと孫娘
この映像は、孫娘のシャイさんがおばあさんの元を訪れた時に撮影したものだ。シャイさんがカメラを向けてもフクロウは全く動じない。
首をクルクルまわしたりと、かわいいポーズを取ってくれている。
フクロウがランナのバルコニーを初めて訪れたのは、今年の2月24日のことだという。この日は2年前に亡くなったおじいさんの誕生日である。
その為、ランナさんと孫娘はおじいさんの使いだと信じているそうだ。
92歳で亡くなったおじいさんのボブさんは、70年近く、ランナさんの良き夫であり親友だった。2人お互いを深く愛していて、素敵な関係を築いていたという。
おじいさんは亡くなった後も、大好きなおばあさんのことが心配で、フクロウを使わせて、おばあさんを見守っているとシャイさんは確信している。
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フクロウは、ランナさんが住んでいるアパートを飛び回っており、住人たちもその存在を知っているが、最も長い時間いる場所は、ランナさんの家だという。
written by parumo
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