深セン証券取引所の創業板に上場している、河南易成新能源(300080/深セン)が8月12日、2022年1〜6月期の業績を発表、大幅な増収増益となったことを明らかにした。
 
 同社は1997年に河南新大新材料として設立し、2010年に深セン創業板に上場、15年に現社名となった。ダイヤモンドワイヤーの生産、販売、太陽光発電所建設、高効率単結晶シリコン電池セルや負極材料の生産、販売、リチウムイオン電池による蓄電、超高効率黒鉛電極の開発、生産、販売などを主業務としている。2021年12月期の売上高は57億7782万元(前期比45.40%増)、上場会社株主に帰属する純損失が1億8526万元(前期比257.77%損失増)。売上の7割以上が電池セルとなっている。
 
 発表によれば、2022年1〜6月期の売上高は49億1308万元で前年同期比76.66%増となり、上場会社株主に帰属する純利益は7313万元で同89.86%増となった。また、非経常損益を差し引いた上場会社株主に帰属する純損益は6330万元の黒字で、3323億円の赤字だった前年同時期から黒字転換した。
 
 大幅な増収について同社は、電池セルの販売量が増加したことを挙げている。また、同社は当期に研究開発にも力を入れ、研究開発投資額が1億801万元で前年同期比12766%増と大きく増えた。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)

河南易成新能源、シリコン電池セル販売が好調で22年1〜6月期は大幅な増収増益