タレントの狩野英孝(40歳)が、8月16日に放送されたトーク番組「千原ジュニアのヘベレケ」(東海テレビ)に出演。“千原ジュニアが好きな狩野英孝の話”のひとつ、「絵馬」のエピソードを語った。

今月のMCとして番組に出演している狩野は、ジュニアから「ホンマに英孝ちゃんの本当に好きな話が2つあって、ちょっとアレいいっすか、あれいいっすか?」と促され、「僕が芸能界自粛ってなったときに、すぐ地元、宮城県の神社(※櫻田山神社。狩野の実家)のほう帰って自粛時間を過ごしてて」と切り出す。

「僕ね、毎年年末年始に実家帰って、神社の作業するんですけど、年始やることは、絵馬ってあるじゃないですか、お願いごと書く。お願いごとをそこに書いて結ぶんですよ、第一号。『ここに結ぶんですよ、参拝の皆さん』っていう見本も込みで絵馬をそこに飾るんですけど、その年書いた願いごとが『ここに書いてある願い事が全て叶いますように』って書いたんですよ」と、スキャンダルで芸能活動を自粛することになる年の年始、絵馬にはそう書いていたという。

その後、「1月後半にスキャンダルの写真が週刊誌に出て、自粛になって、実家行ってて。実家でも落ち込んでて。で、なんやかんや東京に戻って来いって、神様に一応『東京で頑張れますように』ってお参りして、行こうと思ってパッと見たら…」と、実家での自粛生活を終え、東京に戻ろうとしたときのこと。

「パッと見たら、うち田舎の神社です。絵馬なんて、一年通して絵馬のところがいっぱいになるのに、4月の段階でめちゃくちゃ絵馬が飾られてた。見たら『狩野英孝さんが早く復帰出来ますように』『狩野英孝さんを早くテレビで観られますように』『狩野英孝さんのネタを早く観られますように』『狩野英孝さんがなんとか無事に芸能界で活躍できますように』。ブワー―――ーってファンの人たちの絵馬が」結んであったそうで、「ブワーッとある中に、真ん中にポツンと『ここに書いてある願い事が全て叶いますように』って書いてあった。オレもうほんとに、鳥肌立って」と、ファンの温かさを知った瞬間を語る。

そして「オレたぶん今まで調子乗ってて、イキってて。仕事なんて来るもんだし、来てたし。調子乗ってたのが、本当にファンの方々にちゃんと支えられて、仕事いただいてたって。そこで考え方がガラッと変わって、ひとつひとつを大切にしようみたいな感じで、怖かったけど東京に行けた」と振り返った。