大がかりなものから簡単なものまで。さまざまな仕掛けで、見る人を魅了するトリック作品（トロンプ・ルイユ）。ツイッターにて「視線を合わせてくる朝顔（呪）」と題された作品が話題になっています。
朝顔の花弁に大きな目がついた、少し不気味な作品ですが、撮影しているカメラを動かすと、追従するように瞳が動いているではありませんか。だまし絵などトリック作品の展示ではよく見かける仕掛けですが、朝顔の目が動くとなるとちょっと怖いですね……！
作品を制作したのは、ツイッターユーザー・マメさん。今作はゲーム「Fate/Grand Order」にて高い人気を誇るサーヴァント「蘆屋道満（あしやどうまん）」が、霊衣「朝顔柄の浴衣（呪）」を身に付け、宝具を使用した際に現れる朝顔をイメージしたもの。
ゲーム内にて、普段バラバラな方向を見ていた朝顔が一斉にカメラを向く演出にゾクゾクし、同じようにこちらをずっと見てくる朝顔が作れたら面白いかなと思い、制作してみることにしたのだそう。
目の縁と、瞳をかたどった画用紙を、造花の朝顔の円錐状の花弁にはめ込み奥行きを持たせることで、見る人を追従する目の動きを再現。合計5つある朝顔に一斉に見つめられると、たしかに背筋がゾクゾクっとしてしまいますね。
朝顔の形状をうまく活用した作品には、4万件を超える「いいね」が付き、「おお～浴衣道満だ！」と、ゲームファンからの反応はもちろんのこと、「夏休みの工作はこれで行こう」「フツーに芸術作品だと思う」と、絶賛するコメントも。多くの方を驚かせたようです。
大きな反響に対し、「正直仲間内でまた変なもん作ってる……（笑）くらいに終わると思ってたので、めちゃくちゃビックリしてます」と、感想を語ったマメさん。
実はマメさんはコスプレイヤーとしても活動をしており、過去には蘆屋道満のコスプレをしたことも。浴衣道満については近日中にコスプレする予定はないそうですが、いつか実現した暁には、今回の朝顔をもっと増やした完全版が見られるかもしれませんね。
（山口弘剛）
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