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インド北部のラージャスターン州にある小学校で、教師がわずか9歳の生徒を暴行し死亡させた。Indian Expressなどが報じている。

3年生のインドラ・クマールくん(9)は先月20日、学校で教師が脇に置いていた水がめから水を飲んだところ、それを見た教師が激昂。インドラくんの頭部を殴るなどの苛烈な暴行を加えたという。インドラくんは病院に運ばれて治療を受けていたが、今月13日に息を引き取った。

父親によると、インドラくんは目を負傷したばかりでなく耳からも大量の出血があり、体の片側が麻痺してしまっていたという。彼は「息子の死はカースト差別によるものです」と声明を出した。

インドラくんはカースト制度における被差別民にあたるダリッド(不可触民)に属しており、教師は“カーストの低い”子どもが自分の水がめに口をつけたことに気分を害し、インドラくんに差別的な暴言を浴びせながら暴力を振るったと、Indian Expressが伝えている。

NDTVによると、教師は逮捕され、アショク・ゲーロット州知事は司法当局に凶悪犯罪として厳格に捜査するよう指示。遺族には政府から50万インドルピー(約85万円)が救済金として支払われるという。