客が店員にクレームを言う場面は珍しいものではないが、海外ではちょっとしたことから客と店員の間で口論が始まり、最悪の結末を招く事件が起きた。

 アメリカニューヨーク州にあるマクドナルドで、母親に冷たいフライドポテトを提供したことに腹を立てた20歳の男が、23歳の従業員の男性を射殺したと海外ニュースサイト『New York Post』と『ABC7 New York』などが8月5日までに報じた。

 ​>>入店拒否され激高した女子高生、店員に飲み物を投げつけ友人に射殺されてしまう<<​​​

 報道によると8月1日午後7時ごろ、男の母親は同州にあるマクドナルドを訪れたという。母親が注文したものの中にフライドポテトがあったが冷たかった。母親は従業員の男性に不平を言った。母親にフライドポテトを提供した人物が男性であるかは不明である。

 不平をきっかけに男性と母親は口論になった。口論の中で母親は男性に責任者を呼ぶように言ったが笑われた。ここから口論がさらにヒートアップ。母親はテレビ電話で男に電話し、男はマクドナルドに来て、男性を外に連れ出したという。男は母親とともにマクドナルドを訪れていたとみられているが、母親が冷たいポテトを受け取った時は店の近くにいた。

 男は店の外で男性の顔を殴った。男性は地面に倒れ、起き上がったが、男は持っていた銃を出し首を撃ったそうだ。男性はすぐに病院に運ばれたが、2日後に死亡。男は現場で逮捕され、今後は殺人罪で起訴される見込みである。

 なお、銃は発砲前に男の恋人の女性から渡されたものだった。警察は恋人の18歳の女も武器所持の罪で起訴している。

 『ABC7 New York』によると、2020年10月には今回の事件現場から1マイル(約1.6キロメートル)も離れていない場所で殺人事件が起きており、男はその事件の犯人であったことも発覚したそうだ。男は2020年10月の事件に関しても、このほど殺人罪でも起訴された。他にも男には過去に13回の逮捕歴がある。

 このニュースが世界に広がると、ネット上では「ポテトが冷たいだけで人を殺すなんて最低」「男は一生刑務所で過ごすべきだ」「過去に重大な犯罪を犯している人間を放っておいたことが大きな誤り」「人種差別が背景にあるかと思ったけど、写真を見たら犯人の男も従業員の男性も黒人で人種差別は関係なさそう」「恋人も銃を渡しているし、男に関わる人みんなが殺人に協力しているようで怖い」「悪いのは男だけどクレームをつけられて笑う態度はあまり良くなかったかも」「殺人に発展するのは異常だが、新しいポテトをすぐ提供していればと思ってしまう」といった声が挙がっていた。

 いざこざの原因は一つではなく様々なところにあるのかもしれないが、どんな理由があれ人を傷つけることは決して許されることではない。

記事内の引用について
「McDonald’s worker shot over cold fries has died」(New York Post)より
https://nypost.com/2022/08/05/brooklyn-mcdonalds-worker-shot-over-cold-fries-has-died/
McDonald's worker dies after being shot during dispute over cold French fries」(ABC7 New York)より
https://abc7ny.com/mcdonalds-worker-shot-matthew-webb-michael-morgan-brooklyn/12100882/

画像はイメージです