キーボードアプリ「Simeji」を提供するバイドゥ東京都港区)が、Z世代を対象に行った「“おじさん”を感じる顔文字」の調査結果をランキング形式で発表しました。

汎用性が高い顔文字もランクイン

 調査は2022年6月から7月にかけ、10〜24歳の男女を対象に実施。563人から有効回答を得ています。

 5位は「Σ( ̄□ ̄|||)」(しまった)です。思わず声を出して「えっ!」と驚いているように見えるため、驚いた様子を表現したいときに使う顔文字ですが、Z世代からは「なんか…おじさんっぽい」「パパが使っている」「ダサい」とのコメントが集まりました。なお、大きめのリアクションなどを表現したいとき、Z世代顔文字ではなくスタンプを活用することが多いようです。

 4位には「m(_ _)m」(よろ)がランクイン。お願いや感謝、謝罪を意味する際に使うことが多く、さまざまな場面で活用できる汎用(はんよう)性の高い顔文字ですが、Z世代にとっては活用シーンが少ないのか、「パパが使ってる」「固定感がある」「古い」「かわいくない」といった声が寄せられる結果となっています。

 3位は「\(^o^)/」(わあ)。両手を上げて喜びを表現しているような顔文字ですが、匿名電子掲示板サイト「2ちゃんねる」で絶望を表す顔文字として使われ始めたことをきっかけに、“人生オワタ”という意味を込めて使う人が増加。2005年ごろに流行したため、Z世代にはなじみが薄いのか、「おじさんくさい」「なんかダサい」「パパが使ってる」とのコメントが集まりました。

 2位は「(^_-)-☆」(すき)。ウインクでアピールしているかのような顔文字ですが、Z世代からは「カッコつけてる感がすごい」「年代がすぐ出る」「今どき古い」とのコメントが寄せられる結果に。おじさん世代はこの顔文字で、相手に親しみを感じてもらえるように表現したいのかもしれません。

 そして、1位に選ばれたのは「(^_^;)」(あせる)でした。焦っている様子や困っている感情を表現することができる顔文字ですが、「汗はおじさんっぽい」「おじさん感が一番強い」「現代っぽくない」「必死感がする」といったコメントが。Z世代にとっては、顔文字の中にセミコロン(;)を使い、汗をかいている部分に“おじさん感”が出るようです。

 調査結果を受けて、同社は「今後もテキストコミュニケーションにおいて欠かせない顔文字を時代に合わせてアップデートして使えると、世代を超えたコミュニケーションの幅が広がりそうですね」とコメントを寄せています。

オトナンサー編集部

「おじさんっぽい」顔文字に選ばれたのは…