地下1階から一気に歩道橋へ!

開業まであと約7カ月

博多駅をめざして延伸工事が着々と進行中の、福岡市営地下鉄七隈線福岡市交通局は2022年7月時点の工事状況を発表しました。

七隈線は現在の終点である天神南駅から博多駅へ、1.6km延伸する工事が進められています。途中には「櫛田神社前駅」が新設。開業予定の2023年3月まで、あと約7か月まで迫っています。

新たな途中駅となる櫛田神社前駅では、進められていた地上部の出入口施設がいよいよ工事大詰めに差し掛かっており、建物とエレベーター設備が高さを増しています。

地上出入口は計3か所に設置。西側出入口は博多川沿いの祇園町西交差点に面しているほか、キャナルシティ博多と櫛田神社をむすぶ歩道橋の途中に、エレベーターが接続されます。これにより、地下コンコースからキャナルシティ歩道橋を通して、店舗施設および櫛田神社参道へ、シームレスにアクセス可能となります。あわせて、東側出入口はキャナルシティ博多イーストビルに直結します。

また櫛田神社駅構内では、トンネル内の換気を行う大型ファンも設置工事中。すでに巨大な躯体が現地に据え置かれ、博多駅でも吹き出し口の工事が進んでいます。

七隈線開業に際しては、ことし2月に新型車両「30000A系」が導入されたほか、今月2日には延伸に伴う運賃が認可されました。地下鉄の総距離数が伸びたことによる、営業キロ21km以上の運賃体系の新設です。

福岡市営地下鉄七隈線の3000系電車(画像:福岡市交通局)。