コクヨ株式会社(本社:大阪市/社長:黒田 英邦、以下:コクヨ)は、未来社会のオルタナティブを研究/実践するリサーチ&デザインラボ「コクヨ ヨコク研究所」から、初の書籍「あしたのしごと アジアの実践者と考える、オルタナティブな未来」を8月22日(月)に発刊します。

本書は、創業118年を迎えるコクヨの研究機関として発足した「コクヨ ヨコク研究所」が、ワクワクする未来のワークとライフを『ヨコク』する活動の一環として発刊する初めてのメディアです。「自律」と「協働」をキーワードとして、働くことや暮らすこと、そして学ぶことについて考えるきっかけとなる一冊となっています。

希望ある時代を生きていくためには、客観的な予測よりも主体的に考え、そこに向けて実践していくこと…いわば未来を『ヨコク』する姿勢が必要なのでは? そんな仮説を起点としてベトナムインド、台湾の実践者たちと対話を重ね、「自律」と「協働」が両立する社会を自らの手でつくり出そうとする彼らの実践と思考をお伝えし、多くの人とともに探索していきたいと考えています。

誰もがいきいきと働き、暮らし、つながりあう自律協働社会に向けて、探索はまだ始まったばかりです。「コクヨ ヨコク研究所」の『ヨコク』には、自分たちを棚に上げた客観的な予測ではなく、自分たちはこうしていきたい、こうしていくべきだ、という意志を持った発信の意味が込められています。

■著者
コクヨ ヨコク研究所
未来社会のオルタナティブを研究/実践する、コクヨ株式会社のリサーチ&デザインラボ。自分を棚に置いた客観的な「予測」ではなく、自らが望む社会を主体的に考える「ヨコク」を重視。社会に対して多様な視点を提供し、創造性を刺激し続ける。 ※詳細は「コクヨ ヨコク研究所について」で後述

■編集
リ・パブリック
持続的にイノベーションが起こる生態系を研究し(Think)、実践する(Do)シンク&ドゥ・タンク。東京・福岡を拠点に国内外の機関、企業、自治体、教育機関などと協働する。(https://re-public.jp/

■目次
・はじめに
自律と協働にヒントを感じ、アジアの実践者たちを訪ねる [江藤元彦×内田友紀]
・Field 1 Ho Chi Minh city, Vietnam
「なぜ?」の問いが、私とみんなの幸せをつなぐ  [ビュイ ロン (DAT Foods)]
・Field 2 Indore, India
街の個人商店が暮らしの変革点になる [スミット ゴラワット (ShopKirana)]
・Field 3 台東、台湾
風土とともに耕す、私たちのアイデンティティ [グォ リージン (臺東慢食節)]
・振り返り座談会
3つのフィールドワークを終えて、未来をつくる人たちとの対話から見えてきた、自律と協働
コクヨ ヨコク研究所×株式会社リ・パブリック]
・あとがき
これからの探索に向けて [江藤元彦]

■書籍概要
書籍名:あしたのしごと アジアの実践者と考える、オルタナティブな未来
著者:コクヨ ヨコク研究所
発行元:コクヨ株式会社
発行日:2022年9月1日
価格:1,400円(税別)
版型:A5
ISBN:978-4-86682-100-9
販売:全国の独立系書店等及びAmzon.co.jpで発売予定。取扱店の情報は下記に掲載しています。
   ※取扱店は今後増える可能性がございます。
   https://kokuyo.jp/ashitanoshigoto/shoplist
デザイン:仲村健太郎
装画:佐貫絢郁
印刷・製本:モリモト印刷株式会社

■推薦者のコメント
本書の事例は実に興味深い。なぜなら、経済成長を既に経験して「どうやらこのまま経済成長を遂げても、その先に幸福な未来は無いらしい」と気づいて方向転換した先進国の事例ではなく、そんな先進国が経験した回り道の事例を事前に学んで、「幸福な未来」に直接向かおうとしている地域の事例だからだ。日本の大都市圏にも、経済成長だけを目指してはいけないと気づき始めた人たちがいる。そして、日本中の地域で「幸福な未来」に向かって直接進もうとしている人たちもいる。そんな人達にとって本書はとても参考になるし、その内容に勇気づけられることだろう。

これからの働き方を考える人に読んで欲しい1冊。読んでいくにつれて、生き方・働き方に対して、これまでぐるぐる考えてきたことが、この1冊でクリアになっていくような感覚がありました。仕事にかけ続けてきた私の「ビジネスの世界で、今までのルールで、生きていくことへの違和感」をそっと受け止めてくれ、その先にあるこれからの生き方・働き方を見せてくれた本です。私がキャリアを重ねてきた今のタイミングで、出会えたことに感謝です。


コクヨ ヨコク研究所について
コクヨ ヨコク研究所」は、創業118年を迎えるコクヨの研究機関として2022年1月に発足しました。コクヨグループに属しながらも他事業の影響を受けない独立した運営を行い、さまざまなバックグラウンドを持つ5名のチームで社内外をつなぐ役割を担っています。パーパスである「ワクワクする未来のワークとライフをヨコクする」をキーワードとして掲げ、リサーチ、エンパワメント、プロトタイピングを主軸とした活動を展開し、会社の指針となる未来シナリオを更新すると共に、発信によってできたファンやコミュニティの中で新たな社会像をつくり上げます。

コクヨが考える自律協働社会について
コクヨは、一人ひとりの価値観が尊重され、人とのつながりも大切にされる社会の構築が必要であると考えます。誰もがいきいきと暮らすことのできる社会は、「自由な個人」と「健全な社会」が対立することなく共存していくことです。一人ひとりの個性が尊重され自由な発想で輝くことができる。他者を認め合い、価値観を尊重し合い、共に発展していく。人やモノ、環境がフラットにつながることで、社会をよりよくするための協働がたくさん生まれる。コクヨはこのようなワクワクする「自律協働社会」の実現を目指します。「コクヨ ヨコク研究所」の第1弾メディアである本書は、その第一歩です。

<お取り扱いに関して>
コクヨ ヨコク研究所 金森・江藤 Mail:yokoku_info[@]kokuyo.com
※ご連絡の際には[@]の[]を外してください。

配信元企業:コクヨ株式会社

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