AFCチャンピオンズリーグ(ACL)2022の東地区ラウンド16、大邱FC(韓国)vs全北現代(韓国)が18日に浦和駒場スタジアムで行われ、全北現代が1-2で勝利し、準々決勝進出を決めた。

東地区のラウンド16は全試合が埼玉スタジアム2002、浦和駒場スタジアムでの集中開催。18日と19日に分けて行われ、他の対戦カードに先立ってこの一戦が開催された。

先手を取ったのは全北。46分、右サイドの深い位置からハン・ギョウォンがセンタリングを上げ、ボックス内でDFのマークを外したソン・ミンギュが右足ダイレクトボレー。シュートはGKの正面を突いたが、処理しきれずに後逸し、ネットへと吸い込まれる。全北が後半キックオフからわずか38秒でリードを奪った。

だが、大邱がすぐさま同点とする。56分、自陣でのゴールキックからビルドアップを開始すると、センターサークル付近から前線にロングボールが入る。このボールは全北DFに難なく処理されるかと思われたが、目測を誤り、DFラインの背後に走り込んだゼカの足元へ。ゼカはボックス内まで運び、冷静にGKとの1対1を制した。

その後は1-1のまま推移し、90分で決着がつかずに延長戦へ。両チームとも幾度となくゴール前まで迫るが、肝心のネットを揺らすことはできず。とうとうPK戦に突入かと思われたが、延長後半アディショナルタイムに決勝点が生まれた。

121分、両チームとも疲労で足が止まるなか、全北はボックス左脇でモドゥ・バーロウがゴールを背にした状態でボールをおさめ、角度のない位置からセンタリングを供給。ファーサイドでムン・ソンミンが折り返すと、ゴール前で大邱DFのクリアが中途半端に。ルーズボールにいち早く反応した途中出場のキム・ジンギュが右足で豪快に蹴り込み、ネット上部に突き刺さった。

最後の最後に大邱を振り切った全北が1-2で勝利し、22日開催予定の準々決勝進出が決定。準々決勝の組み合わせ抽選会は20日に行われる。

大邱FC 1-2 全北現代
【大邱】
ゼカ(後11)
【全北】
ソン・ミンギュ(後1)
キム・ジンギュ(延後15+1)

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