このほど警察訓練生の募集について尋ねるため警察署を訪れた男が、その場で逮捕された。この男は2015年9月に窃盗事件を起こして指名手配されていたという。『IOL』など複数のメディアが伝えている。

南アフリカ警察の発表によると、逮捕された男は40歳のトーマス・ングコボ(Thomas Ngcobo)。この男は2015年、南アフリカ東部ムプマランガ州の当時働いていた会社で2万ランド(約16万円)相当の資材を届けに行く途中で姿を消した。1週間後に管理者が社内を確認したところ、請求書が2枚紛失しており、資材が正しい住所に配達されていないことが発覚した。会社はこの件を警察に通報し、2015年9月に窃盗事件としてングコボは指名手配された。そして7年後の2022年8月15日、ングコボは自分が指名手配されているとも知らず、警察訓練生募集について警察署を訪れたが、警察官になることなくその場で逮捕されたという。

ムプマランガ州警察署長のセマカレン・ダフニー・マナメラ氏(Semakaleng Daphney Manamela)は「我々は市民のための安全な環境を守るため、日夜不眠不休で働いています。容疑者が通りを徘徊し、地域社会を恐怖に陥れている間は安全な環境とは言えない」と述べている。しかし今回の逮捕で勢いづいたマナメラ氏は「彼らを裁くのは時間の問題、この機会に他の逃走者らにも逮捕の可能性は近づいている」と現在逃走中の容疑者たちに向けて警告した。

画像は『IOL 2022年8月17日付「Is this SA’s dumbest criminal? Wanted suspect goes to police station to check hold-up in his bid to join SAPS」(Picture: SAPS)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 FLYNN

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