警察官

先週、アメリカ・メイン州の州都中心街に、上空から降って来た金属製の物体が「ズドン」という鈍い音を立てて落下した。警察官の頭をあわや直撃するところだったと『PEOPLE』『Fox23 News』『Yahoo!』ほかが伝え、波紋を広げている。

【写真】上空から重さ3kgの金属製の落下物


■州議会議事堂のすぐそばに

12日の午後12時30分頃、メイン州の州都オーガスタにある州議会議事堂の正門近くに、上空の飛行機からとみられる物体が落下した。地面はダメージを受けたものの、物体は金属製で壊れることはなかった。

メイン州公安局(Maine Department of Public Safety)は、ただちにオーガスタ州立空港トアメリカ連邦航空局(FAA)に通報。上空を飛び去ったと考えられる複数の飛行機に、連絡をとってもらったという。


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■警察官のわずか2メートル脇に

このたびメイン州公安局はその写真を公開したが、議事堂正門付近の警備にあたっていたクレイグ・ドナヒューさんという警察官の、わずか2メートル脇に落下したことも明らかにした。

落下物は茶色で鉢のような形をしており、金属製で重さは約3キロ。頭を直撃したら即死だったとして、ドナヒューさんは強いショックを受けている。

■航空会社からの連絡はなく…

その後、FAAは「国際線の大型旅客機から落下した可能性が高いものの、どの航空会社からも回答を得られていない」と発表。今後も調査を続けていくとしている。

だが、メディアの取材に「今どきの航空機部品は軽いアルミニウムでできており、どうも合点がいかない」と語る専門家は多い。メイン州公安局およびFAAは、さらなる情報提供の協力を呼び掛けている。


■州都の中心街に落下した物体

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(文/Sirabee 編集部・浅野 ナオミ

上空から重さ3キロの鉢型金属がズドンと落下 あわや警察官の頭に…