分からないことがあった時、動画サイトが助けになることはあるだろう。しかし時には危険な事態を引き起こすこともあるようだ。海外では動画サイトに頼って“セルフ”で整形し、悲惨な結末を迎えた男性がいる。

 ブラジル・サンパウロ州で男性がYouTubeを参考に整形手術をし、入院したと海外ニュースサイト『Oddity Central』と『Times Now』、『INSIDER』などが8月6日までに報じた。

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 報道によると、男性はYouTubeアップされていた動画を参考に、鼻の形を整える整形手術をしたという。男性は医師免許のない一般人で、整形をした場所は自宅とみられている。男性が参考にした動画の詳細は伏せられているが、自分で鼻の整形手術をする方法について説明しているものだった。

 男性はまず、アルコール濃度70パーセントの消毒液で鼻を消毒した後、メスのようなもので鼻に切り込みを入れた。手袋などは装着せず、獣医が犬や猫のために用いる麻酔を用いながら作業した。手術の詳細は伏せられていて骨を削ったかは不明だが、地元メディアの報道によると男性は鼻筋を通して鼻を細く見せるための手術をしたそうだ。男性は手術を終えると何かしらの形で手に入れた吸収糸と、瞬間接着剤で傷口を閉じた。なお、接着剤の使用などについて、男性がどこまで動画を参考にしたのかは不明である。

 手術からの時間は明かされていないが、鼻の傷口が感染症を引き起こしたため男性は病院に行った。男性は救急治療室で傷口の洗浄などの治療を受けたのち入院したが、翌日退院。幸いにも命に別状はないという。

 事件を受け、ブラジル形成外科学会は「鼻などの整形手術は適切な場所で行われる必要がある。自ら整形手術をするような間違った方法の手術は外観を悪化させてリスクをもたらすだけである」という声明を発表している。

 なおYouTubeには鼻を小さくしたり薄くしたりする鼻整形のDIY動画がいくつかアップされていたが、『INSIDER』によると今回の事件をきっかけにYouTube側はDIY整形に関する動画を削除しているという。

 このニュースが世界に広がるとネット上では「自分で整形するなんてあり得ない」「動画を参考に自分でできると思った考えが理解できない。傷口を接着剤で止めるなんて危険だとは思わなかったのか」「普通だったらやらないけど、簡単に整形を成功させている動画を見たら自分もできるかもと錯覚してしまうのかも」「整形に限らずYouTubeには危険な動画が多くある。もっと厳しく取り締まるべき」といった声が挙がっていた。

 簡単に多くの情報が手に入る時代であるが、その情報を信頼していいか、使用していいかは慎重に判断するべきだ。

記事内の引用について
「Man Tries to Perform Nose Job on Himself, Unsurprisingly Ends Up in the Hospital」(Oddity Central)より
https://www.odditycentral.com/news/man-tries-to-perform-nose-job-on-himself-unsurprisingly-ends-up-in-the-hospital.html
Brazil man performs nose job on himself after watching DIY YouTube videos, ends up in hospital」(Times Now)より
https://www.timesnownews.com/viral/brazil-man-performs-nose-job-on-himself-after-watching-diy-youtube-videos-ends-up-in-hospital-article-93294150
「Man hospitalized after giving himself a nose job, prompting YouTube to remove DIY rhinoplasty video, report says」(INSIDER)より
https://www.insider.com/brazil-man-hospitalized-after-diy-nose-job-youtube-bans-rhinoplasty-tutorial-2022-8

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