チェルシーは18日、トッテナム戦でのサポーターによる人種差別行為に関する声明を発表した。

チェルシーは14日、スタンフォードブリッジで行われたプレミアリーグ第2節でトッテナムと対戦。試合は後半アディショナルタイムトッテナムが追いつく白熱の2-2のドローとなったが、両指揮官の衝突や、アンソニー・テイラー主審の物議を醸す判定などもあり、最終的に後味の悪い形での幕引きとなった。

さらに、イギリスデイリー・メール』などが伝えたところによると、同試合では後半のトッテナムのコーナーキックの際にキッカーを務めた韓国代表FWソン・フンミンに対し、一部チェルシーサポーターによる人種差別行為も確認されていたという。

これを受け、チェルシーは人種差別行為および、当該サポーターの特定に向けた調査を行っていることを明かした。

さらに、同声明の中では人種差別撲滅に向けたクラブとしての明確な姿勢を改めて打ち出している。

チェルシーフットボール・クラブは、いかなる形態の差別的な行動も完全に憎むべきものだと考えています。それはチェルシーにも、私たちのコミュニティにも存在しません」

チェルシーFCは一貫して差別的行為に対するゼロ・トレランスの立場を明確にしていますが、このような愚か者がいわゆる『ファン』としてこのクラブに所属していることは、クラブ、コーチプレーヤー、スタッフ、そして真のサポーターを辱めることになります」

「我々はこの事件を調査中であり、もし特定されれば、この人物はクラブから最も厳しい処分を受けることになるでしょう」

なお、ここ最近の各クラブの処分内容を考慮した場合、当該サポーターには生涯のスタジアム入場禁止処分など、厳しい処分が科される見込みだ。

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