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 巨人は18日のDeNA戦(横浜)に3ー4の逆転負け。痛恨の同一カード3連敗を喫した。

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 先発は次世代エース、戸郷。3回までは無失点に抑えていたが、自らのタイムリーで得点を奪った直後の3回裏に相手主砲の佐野から一発を浴びた。

 さらに2点リードの6回には守備の乱れなどでピンチを背負うと、牧の適時二塁打押し出し四球で同点とされた。8回には佐野にこの日2本目となる16号勝ち越しソロを浴び、8回途中4失点で6敗目。「点を取ってもらいながらも粘り切れませんでした」と反省しきり。勢いのあるDeNAに3連戦とも似たような試合展開でやられたとあって原監督は「競った状態で勝たないとね。今回は相手が上回ったというところでしょうね」と完敗を認めた。

 一方、この試合では守備の乱れも足を引っ張った。2点をリードした6回無死一塁の場面では、遊撃を守る坂本と左翼のポランコが楠本の三塁後方への飛球を「お見合い」。ピンチを広げた。

 この場面についてはこんな声も。

 「一番大事な声の連係ができていない。後方からきたポランコがしっかり声を出していかなければいけなかった」(球界関係者)

 一時の右翼から最近は左翼を守ることが多くなったポランコは相変わらず守備に不安定さが目立つ場面も多いとあって、厳しい目が向けられている。

 一方、今カードから本格復帰となったキャプテン・坂本に関してもこんな声がある。

 「以前だったら、キャプテン復帰となったら、チームも上昇気流に乗ったものだが、今回はそこまでシナジー効果は出ていないようにも感じる。逆に、打順をいじることになって、流れも止まったようにも感じられる」(同)

 坂本復帰により、好調だった「1番・吉川、2番・重信」の打順が変更となった。13日の広島戦では初回に吉川が出塁すると、続く重信がバスターエンドランを決め、鮮やかに先制点を奪ったシーンも話題を呼んだ。

 こういった良い流れが坂本復帰により、影響を受けていると見る。

 数々の不安材料はありながらも残り32試合。チームも止まってはいられない。19日からは本拠地東京ドームに同じく4位の阪神を迎える。踏ん張りどころといえそうだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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