シント=トロイデンは19日、元日本代表FW岡崎慎司(36)の加入を発表した。

背番号は「30」に決定。既に労働許可を取得済で、今週末のオーステンデ戦にも出場が可能となっている。

岡崎はクラブを通じてコメントしている。

「まずこのクラブの一員になれた事を嬉しく思います。練習に参加して、クラブの雰囲気や、スタジアムの雰囲気を感じて一気に好きになりました。近くのホテルやレストランでもシントトロイデンに住んでる人達は優しくて、ファンにも声をかけてもらいました」

「そんな中で自分を監督もクラブも必要としてくれた事が全てです。年齢で判断される事が多い中で自分を必要とするクラブでプレーできる事は幸せです。クラブやファン、そしてチームメイトの為に自分の全てを尽くしたいと思います!」

岡崎はこれまで清水エスパルスシュツットガルトマインツレスター・シティ、マラガ、ウエスカ、カルタヘナに所属。日本の他、ドイツイングランドスペインの3カ国でプレー経験がある。

ブンデスリーガでは128試合で37ゴール8アシストプレミアリーグでは114試合で14ゴール7アシストに終わったが、前線からのハードな守備で“奇跡の優勝“に大きく貢献。またラ・リーガで25試合1ゴール1アシスト、セグンダ・ディビシオンで69試合14ゴール1アシストを記録。ウエスカではチームの昇格に貢献していた。

日本代表としても121試合で52ゴールを記録し、歴代最多得点者に。経験豊富な日本人ストライカーベルギーの地でプレーすることになる。

シント=トロイデンには、日本代表GKシュミット・ダニエル、DF橋岡大樹、FW林大地に加え、岡崎と日本代表でもチームメイトとしてプレーした香川真司も所属している。

岡崎は8日からシント=トロイデンのトレーニングに参加。コンディション調整とされてきた中、ベルント・ホラーバッハ監督へのアピールが成功。ストライカーを補強したかったチームにとってはうってつけの存在だった。

また、林が前節のアンデルレヒト戦で足首を負傷。6週間の離脱とされており、今週末からいきなりデビューする可能性もある。

岡崎の獲得について、立石敬之CEO(最高経営責任者)もコメントしている。

「彼の現在のコンディションをクラブとして評価し、獲得に至りました。ドイツイングランドスペインと各国でゴールを決めてきた彼のパワーをSTVVでも発揮してほしいと思います」

「彼の豊富な経験とフットボールに取り組む姿勢は、チームに多くの刺激を与えてくれるであろうと期待しております」

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