イングランドサッカー協会(FA)は19日、14日に行われたロンドンダービーで退席処分を受けたチェルシートッテナムの両指揮官への処分を発表した。

チェルシーを率いるトーマス・トゥヘル監督に対しては、1試合のベンチ入り禁止処分と共に、3万5000ポンド(約566万円)の罰金処分が科されることに。一方、トッテナムを率いるアントニオ・コンテ監督に対しては、1万5000ポンド(約242万円)の罰金処分が科された。

ただ、トゥヘル監督に対するベンチ入り禁止処分は、決定理由に関する完全な書面による通知が出されるまで一時的に保留の扱いとなるため、21日に予定されるプレミアリーグ第3節のリーズ・ユナイテッド戦のベンチ入りは可能となる。

また、チェルシーは今回の処分に対して控訴を行うようだ。

14日にスタンフォードブリッジで行われたプレミアリーグ第2節のチェルシーvsトッテナムは、2-2のドロー決着。

試合はチェルシーが2度のリードを奪うなど、優勢に試合を進めたものの、アンソニー・テイラー主審の微妙な判定の影響もあり、トッテナムが2度のビハインドを追いつき、最終的には後半アディショナルタイムにFWハリー・ケインが決めた劇的同点ゴールによってドロー決着となった。

元々のライバル関係に加え、微妙なジャッジの影響もあってトーマス・トゥヘル監督と、アントニオ・コンテ監督は、トッテナムの最初の同点ゴール直後にピッチサイドで小競り合いを起こすと、以降互いのチームにゴールが生まれる度に相手へのフラストレーションを募らせた。

そして、試合終了後に握手を行った際にはトゥヘル監督が握った手を放さなかったことをキッカケに両者がヒートアップ。周囲の素早い制止によって大事にはならなかったものの、共にレッドカードを掲示されて退席処分となっていた。

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