仕事や育児に追われる中で、毎日の食卓に多くの品数を出すのは大変なもの。「作り置き」など、いろいろな工夫をしている人もいるのではないでしょうか。そんな「食卓の品数」に関する調査結果が、「ジップロック」ブランドを企画・販売する旭化成ホームプロダクツ(東京都千代田区)から発表されました。

保存容器は「汁漏れしない」点を重視

 調査は2022年5月、「15歳以下の子どもを持つ家庭で、週1回以上料理をする」全国の20〜60代の男女を対象に、インターネットリサーチで実施。800人から有効回答を得ています。

 まず、食卓の品数について「何品が理想的と考えるか」聞いたところ、「3品」が48.5%、「4品」が29.8%、「5品以上」が12.1%という結果に。全体の9割が「3品以上(主菜1品と副菜2品)」が理想的であると答えました。

 一方で、「食卓で実際に用意している品数」について聞くと、「1品(主菜含め2品)」が36.1%、「副菜は用意していない(主菜1品)」が11.9%でした。つまり、「主菜含め2品以下」と答えた人が約5割となり、半数が理想の3品を下回る結果となっていることから、食卓の品数に対する“理想と現実”にギャップがあることがうかがえます。

 では、主菜以外の「副菜」の用意はどのようにしているのでしょうか。聞いてみると、「事前に作り置きする」と回答した人が28.8%と、約3割の人が「作り置き」をしていることが分かりました。作り置きのメリットについては「平日の時間短縮」(75.2%)、「品数が増える」(60.6%)、「節約」(36.3%)が挙げられています。

「作り置きに挑戦してみたい副菜」について聞くと、1位は「煮物」(53.8%)という結果に。以下、2位に「和え物」(38.7%)、3位に「蒸し物」(38.2%)がランクインしています。また、作り置きした副菜などの保存容器のこだわりについては、「汁漏れしない(密閉性が高い)」が53.1%とトップに。次いで、「電子レンジで加熱可」(50.9%)、「ふた付き」(44.3%)と続きました。

 調査結果を受けて、節約アドバイザーの丸山晴美さんは「値上げが続く中、家計と手間が節約できる作り置きを取り入れてみては」とコメントを寄せています。

オトナンサー編集部

「副菜の作り置き」の実情とは?