世界最大規模の同人誌即売会として知られる「コミックマーケット」(略称:コミケ)。その最新回であり、記念すべき100回目となる「コミックマーケット100」が、8月13日、14日の2日間、東京ビッグサイトにて開催。2日間で17万人が来場するなど、大盛り上がりとなった会場の様子を、撮影させてもらったコスプレイヤーたちの写真と併せて、リポート形式で紹介しよう。

【写真を見る】「コミックマーケット100」で見つけた美麗コスプレイヤーを20組一挙に紹介!

ちなみにコスプレイベントといえば、会場を彩るハイレベルなレイヤー陣の衣装を通して、その時期に旬のアニメやゲーム、映画、コミックなどを分析できるところも、参加するうえでの醍醐味の一つ。

今回の「コミケ100」では『ONE PIECE FILM RED』(公開中)をはじめ、現在放送中の「よふかしのうた」や「異世界おじさん」「リコリス・リコイル」「オーバーロード」などが人気で、これらのキャラクターたち(に扮したレイヤー)が勢ぞろい!

さらには「その着せ替え人形は恋をする」や「SPY×FAMILY」「パリピ孔明」『ドラゴンボール超 スーパーヒーロー』(公開中)など、今年を象徴するアニメ作品のキャラに扮する参加者も多く、同じタイトルのキャラクター同士で集まり、“併せ”を楽しむグループの姿も見られた。

また、2日目(14日)のコスプレエリアには、バーチャルYouTuber兎田ぺこらに扮した篠崎こころさんや、宝鐘マリンに扮したよきゅーんさん、「うる星やつら」のラムに扮した霜月めあさんなど、多方面で活躍する人気コスプレイヤーも大勢参加していて、それぞれに撮影のための長蛇の列ができていたのも印象的だった。

一方、同日に付近の東京ファッションタウンビル(TFTビル)で開催された「となりでコスプレ博2022夏」(略称:となコス)にも、こだわりの光る衣装で参加していたコスプレイヤーが多く、そのなかには“AIが選ぶ!グラビア界の峰不二子”に選出されたグラビアアイドルのみねりおさんの姿も。

ほかにも「ドラゴンクエスト」や「アークナイツ」「NEEDY GIRL OVERDOSE」など、さまざまな人気作のヒロインに扮したレイヤーが駆けつけ、それぞれが3年ぶりの“真夏のコスプレイベント”を心ゆくまで楽しんでいたようだ。

こうして大盛況のうちに終了した「コミケ100」に続き、次回の「コミックマーケット101」は2022年12月30日(金)、31日(土)に開催が予定されている。

まだ少し先だが、はたして次回の開催時には、どのような作品のコスプレに人気が集中するのか。そうした点にも注意しながら、最新のアニメやコミック、ゲーム、映画などをチェックしておき、「コミケ101」で答え合わせをする…というものおもしろそうだ。

取材・文/ソムタム田井

篠崎こころさん、霜月めあさんをはじめ、人気アニメやゲームのキャラクターに扮したコスプレイヤーがずらり!/撮影:ソムタム田井