移籍市場閉幕が近づくなか、ミランが中盤の補強に奔走しているようだ。イタリアカルチョメルカート』が伝えている。

昨季のセリエA王者ミランは、今季も開幕戦でウディネーゼに勝利し、順調な滑り出しを見せた。しかし、ボスニア・ヘルツェゴビナ代表MFラデ・クルニッチが負傷したことを受け、ここに来て新たなミッドフィールダー獲得の動きを加速させているという。

ミランが交渉に動いているとされるのは3選手。ミッティランのナイジェリア人MFラファエル・オニェディカ(21)ボルドーのカメルーン代表MFジャン・オナナ(22)、そしてエラス・ヴェローナのフランス人MFアドリアン・タメゼ(27)と、以前から関心が報じられていた選手たちだ。

だが、3選手とも合意の道筋は見えておらず、首脳陣らは各クラブから要求される金額に見合ったプレーヤーかどうか、いずれに対しても疑問を抱いている模様。今夏の当初のメインターゲットだったポルトガル代表MFレナト・サンチェスのような説得力には欠けるとの見方を示しているようだ。

それでもなお、クルニッチのケガに加え、チェルシーからレンタル加入中の元フランス代表MFティエムエ・バカヨコが、レンタル期間満了を前にして契約破棄となる可能性が浮上していることから、中盤に新たな選手を迎え入れる決意は固いとみられている。

また、ミランはヴェローナのセルビア代表MFイバン・イリッチ(21)と、ラシン・クラブのアルゼンチン人MFカルロスアルカラス(19)にも関心を寄せているとのこと。しかし、いずれも経済的な観点から獲得は困難と考えられ、前述の3選手がより現実的な選択肢となっているようだ。

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