セガは8月20日1999年に発売したゲームソフト「スペースチャンネル5」と、1995年に発売した「ミックスゾーン」の2作品について、米国ピクチャースタート社と映画作品開発をすることに合意したと発表した。

スペースチャンネル5」は、1999年ドリームキャスト向けにリリースされたミュージカルアクションゲーム。未来の宇宙放送局の新米リポーターが、謎の宇宙人によって踊ることを強いられた人々をダンスバトルで救出するストーリーと、全編を彩るレトロフューチャーな世界観が国内外で人気となった。

映画製作に向けて、脚本はビリー・ボブ・ソーントン、エバ・ロンゴリア出演のクライコメディ「ギャングバスターズ」(2012年 原題:THE BAYTOWN OUTLAWS)の監督・脚本を務めたバリー・バトルズと、サウス・バイ・サウスウエストEmerging Visions賞ノミネートのSF映画「EXTRACTED(原題)」(2012年)の監督・脚本のニル・パニリーが手がける。

「コミックスゾーン」は1995年メガドライブ用に発売されたアクションゲーム。自分が描いたコミック(漫画)の世界に迷い込んだ主人公が脱出をかけて戦うストーリーと、アメリカン・コミックのページ仕立ての斬新な世界観が高い評価を得た。映画製作に向けて脚本はエミー賞受賞のHBO MaxオリジナルTVアニメシリーズ「ヤング・ジャスティス」や、「ヒックとドラゴン」のスピンオフテレビアニメシリーズ「Dragons: The Nine Realms」などの脚本を手がけるメイ・キャットが担当する。

映画製作にあたり、セガからは、副社長Co-COOの内海州史氏が両プロジェクトを統括し、映画「ソニック・ザ・ムービー」シリーズのプロデューサーであり、TVシリーズ「ソニックプライム」のエグゼクティブ・プロデューサーである中原徹氏がプロデューサーとして両作品に参加。そのほか「スペースチャンネル5」にはセガゲームディレクターの吉永匠氏、「コミックスゾーン」にはセガゲームプロデューサーの下村一誠氏がそれぞれ参加する予定だ。