アスルクラロ沼津は23日、今井雅隆監督との契約を8月22日付で解除したことをクラブ公式サイトで発表した。なお、今後は当面の間、望月一仁強化部長が暫定的に監督を兼務する。

 現在63歳の今井氏は、現役時代に本田技研工業プレー。同クラブで監督業をスタートし、名古屋グランパスエイトマカオ代表、フィリピン代表、アビスパ福岡ジュビロ磐田徳島ヴォルティスモンテディオ山形ユースで指導者、育成者としてのキャリアを積み重ねてきた。

 2020シーズンから沼津の監督に就任し、1年目のJ3リーグは18チーム中12位、2年目のJ3リーグは15チーム中14位で終えた。今季はここまで7勝2分11敗の11位。21日の第21節Y.S.C.C.横浜戦では2-4の大敗を喫して4連敗となっていた。

 暫定的にチームを率いる望月氏は現在64歳。2014年にJFL初年度の沼津を率いたこともある。その後はヴァンラーレ八戸サウルコス福井(福井ユナイテッドFC)、カマタマーレ讃岐でも指揮。今シーズンから強化部長として沼津に復帰していた。

 今井氏は退任に際し、沼津のクラブ公式サイトを通じて次のようにコメントした。

「二年半、新しいスタイルを構築するために、選手、スタッフ、クラブが協力してくれたこと、非常に感謝しています。また、そういった変化に対してファン・サポーターの方々からも応援をいただき、とても感謝しています。ありがとうございました」

「これからのアスルクラロ沼津も、より地域に密着したクラブになるように祈っています。選手、クラブ、ファン・サポーターの皆様でさらに良いクラブを作り上げていってください。二年半、本当にありがとうございました