パリ・サンジェルマンPSG)に所属している元スペイン代表MFアンデル・エレーラは、古巣のアスレティック・ビルバオへの復帰が近づいているようだ。23日、スペイン紙『マルカ』が報じている。

 今季からPSGの監督に就任したクリストフ・ガルティエ監督により、すでに構想外を言い渡されているエレーラ。現在はトップチームのトレーニングにも参加できない日々を過ごしており、移籍先が決まらなければPSGセカンドチームが所属する5部リーグプレーすることになると報じられていた。

 このような状況の中、エルネスト・バルベルデ監督が再任したアスレティック・ビルバオがエレーラの獲得に関心を示し、選手サイドと個人合意に到達。2024年6月末までの2年契約を結び、さらに1年間の契約延長オプションが付くようだ。さらにエレーラとPSGは、契約解除に向けた交渉でも合意し、移籍金のかからないフリートランスファーでラ・リーガの舞台へ復帰することとなる模様だ。

 現在33歳のエレーラは2011-12シーズンから2013-14シーズンまでアスレティック・ビルバオに在籍していた。マルセロ・ビエルサ監督に率いられた当時のクラブは、2011-12シーズンにヨーロッパリーグ(EL)とコパ・デル・レイ(スペイン国王杯)で準優勝。かつてアスレティック・ビルバオで活躍したエレーラにとって、移籍が決まれば9シーズンぶりの古巣復帰となる。

古巣復帰が近づくアンデル・エレーラ [写真]=Getty Images