ショートブレッドと紅茶の香るホテルで愛すべきメイドがさして難解でもない殺人事件を解決するコージーミステリかと思いきや、主人公が胸に秘めたシビアな境遇、登場人物たちの人種問題、少し背筋が寒くなる事件の真相と主人公による審判が、イヤミス風味も醸す一作

二見文庫ミステリ・コレクション
『メイドの秘密とホテルの死体』

Amazon.com2022年前半期ベスト1

ミステリスリラー部門)
5つ星ホテル客室の謎の死
掃除メイドは何を見た?

事件にはもう一つの真相が…


社会性に乏しく、他人の意図を読みとることができないモーリー。彼女は9カ月前に亡くなった祖母の教えを頼りに、地元の高級ホテルで客室メイドとして働いていた。ところがある日、清掃に入った客室で悪名高い大富豪ブラックの死体を発見。警察の捜査が始まると、人づきあいが苦手で誤解を招きやすい性格が災いし、人々から疑惑の目を向けられる。さいわい、ずっと見守ってくれていた老ドアマンをはじめ、頼れる仲間が現われ、危機一髪を脱する作戦にでるが…予想もしない展開の奇妙な味のミステリー


ニューヨークタイムズ紙ベストセラー1位(2022年1月) 】

◆ "ほんの数行で、ホテルのメイド、モーリー・グレイに絶望的なほど恋をしてしまった。モーリーの心のなかにいると、暑い夏の日にアイスクリームを食べるような、おいしくてさわやかな気持ちになる"
――サマンサ・M・ベイリー
( USAトゥデイ紙ベストセラー「Woman on the Edge」の著者)

◆ "愛すべき風変わりなホテルメイド、モリーを好きにならないわけがない……このフーダニット小説は、見た目はきれいなだけど、中身はまったく違う。この痛快で鮮烈なデビュー作には、最後のページまでひねりと驚きが詰まっている"
――サラ・ペナー
ニューヨークタイムズ紙ベストセラー「The Lost Apothecary」の著者)

◆ "素晴らしい、申し分なく面白い。久々に興味をひかれる(そして愛すべき)主人公"
――スティーヴン・キング(作家)


■ 書籍概要

書名 : メイドの秘密とホテルの死体
原題 : The Maid
著者 : ニタ・プローズ
翻訳 : 村山美雪
カバーイラスト : 北住ユキ
仕様 : 文庫 536ページ
ISBN : 978-4-576-22125-0
本体 : 1300+税
https://www.futami.co.jp/book/index.php?isbn=9784576221250

■ 著者について
ニタ・プローズ Nita Prose
カナダの大手出版社に長年勤め、編集者として数多くのベストセラー作品を担当。作家としては本書がデビュー作となる。仕事でロンドン・ブックフェアに出張中、ホテルの部屋に戻った折に清掃中のホテルのメイドと鉢合わせしたことから、この小説の着想を得たとのこと。本書発売後、ニューヨークタイムズ紙のベストセラーリストで一位を獲得。すでに刊行前から評判が高くユニバーサル・ピクチャーズが映画化権を取得し、『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』のエイミー役でアカデミー賞助演女優賞にノミネートされたフローレンス・ピュー主演での製作が決定している。現在、カナダトロント在住。

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