バイエルンU-21オランダ代表FWジョシュア・ザークツィー(21)がボローニャに移籍するようだ。

2019年2月にバイエルンの下部組織からトップチームデビューのザークツィー。それからというものまとまった出番の確保が難しく、2021年冬からローンでの修行が続くが、昨季のアンデルレヒトでは公式戦47試合出場で18得点13アシストと覚醒を予感させる好パフォーマンスを披露した。

そうした活躍からオランダ代表入りを期待する声もより高まる存在となったが、バイエルンとは今季が契約最終年。FWロベルト・レヴァンドフスキという絶対的すぎる存在がいなくなった今なら、試してみたい選手ではあるが、現時点で延長を巡る話し合いもなく、今夏移籍が濃厚視される。

ベルギーで魅せた輝きを受け、シュツットガルトブンデスリーガ勢やプレミアリーグ勢の関心も噂されたが、移籍市場に精通するファブリツィオ・ロマーノ記者によれば、ボローニャ行きで決着の様相だという。

移籍形態は完全移籍。移籍金は800万ユーロ(約10億9000万円)前後で、バイエルンに対する50%のセルオン条項も盛り込まれてのボローニャ行きとなり、ザークツィーも25日に個人条件で合意に達した模様だ。

なお、ザークツィーは2021年冬からパルマに半年ローンで加入。ボローニャ入りとなれば、セリエAでのプレーはそれ以来となる。

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