1990年代に一世を風靡し日本にも多くのファンを持つ元祖青春ドラマ『ビバヒル』こと『ビバリーヒルズ高校白書/青春白書』で、“ナットさん”で親しまれたジョー・E・タタが85歳で死去した。共演者のイアン・ジーリングが公表した。

現地時間23日、『ビバリーヒルズ高校白書/青春白書』のナット・ブシッチオ役で知られるジョー・E・タタが、アルツハイマー病との4年にわたる闘病の末に85歳で死去したことが明らかになった。

ジョーは『ビバヒル』でアメリカンダイナー「ピーチピット」の店長を演じ“ナットさん”の愛称で親しまれ、フレンドリーなその役柄は若者の良き相談相手で父親的な存在であった。1990年から2000年まで同番組のレギュラーを務めた。

彼の死は、『ビバヒル』でスティーブサンダース役を演じたイアン・ジーリング(58)によって明かされた。イアンはInstagramにこのように綴っている。

「ここ数か月で『ビバヒル』の最も多作な脚本家とプロデューサーの1人であるジェシカクライン、ティーズリー夫人役のデニース・ダウスを失い、そして今、ジョー・E・タタが亡くなったということはとても悲しいことです。」

ジョーイジョーのこと)は本当に昔気質の人で、『ビバヒル』で一緒に仕事をする何年も前にジェームズ・ガーナー主演の米ドラマ『ロックフォードの事件メモ(原題The Rockford Files)』で彼を見たことを覚えています。『バットマン』のオリジナルシリーズでは陰の悪役の1人でした。ジョーイは私がこれまで一緒に働くことができて本当に幸せだった人の1人です。彼は聡明でありながら寛大でもあり、またとても優しい人でした。」

「彼が話してくれた過ぎ去った日々の話、彼が関わってきたエンターテインメント業界での素晴らしい経験は私達を魅了し続けるでしょう。彼は多くの場面で脇役でいたかもしれませんが、特に私達男性にとって『ビバヒル』という贈り物に感謝することを教えてくれるリーダーでした。」

そしてイアンは、このように締めくくった。

「今日は笑顔になれないけれど、これからも楽しかった思い出に浸ることでジョーイのことは私の心へと移り、いつまでも彼は心の中で生き続けることでしょう。彼の家族と友人、彼が愛し大切にしていたすべての人に心からの哀悼の意を表します。ジョーイ、安らかにお眠りください。」

また主人公ブランドン・ウオルシュを演じたジェイソン・プリーストリー(52)もTwitterで次のように追悼した。

「今日、私の親愛なる友人であり、テレビのボスであるジョー・E・タタが亡くなった。ナット・ブシッチオは『ビバヒル』の大部分を占め、ジョーイは私の人生の大部分を占めた。 どうか安らかにお眠りください、ジョーイ。 あなたのような素晴らしい人に出会うことは二度とないだろう。」

ケリー・テイラー役のジェニー・ガース(50)もTwitterでこのように記している。

「私はとても悲しい気持ちでいますが、ジョーイのその笑顔といたずら好きな笑い声をいつも覚えています。天国の『ピーチピット』で再会のパーティーが開かれているような気がします。私もいつか親愛なる友人に囲まれてその席に座るでしょう。ジョーイの死は私達家族にとって大きな損失です。ジョーイを愛したすべての人にハグを贈ります。」

ジェイソンの投稿には共演者のアンドレア・ザッカーマン役のガブリエル・カーテリス(61)もリツイートし、デヴィッド・シルバー役のブライアン・オースティン・グリーン(49)ジョーとのツーショット写真をTwitterに投稿してハートの絵文字を添えた。『ビバヒル』の共演者であるファミリー達はジョーイの死を悼み、彼との数々の思い出を懐かしんでいる。

画像は『Ian Ziering 2022年8月25日付Instagram「In the last few months we’ve lost Jessica Klein one of 90210’s」』『Brian Austin Green 2022年8月25日付Twitter』『Jennie Garth 2022年8月25日付Twitter「I have a very sad heart but will always remember」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 雨宮瑠亜奈)

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