ウェストハムがリヨンに所属するブラジル代表MFルーカス・パケタの獲得で基本合意に達したようだ。26日、『アスレティック』や『スカイスポーツ』などイギリスの複数メディアが伝えている。

 かねてからL・パケタへの関心が明らかになっていたウェストハム。一部では2度に渡る獲得オファーをリヨンに拒絶されたとも報じられていたが、現地時間26日金曜日の朝までに交渉が進展した模様。『アスレティック』によると両クラブは同選手の今夏の移籍ですでに基本合意に達したと伝えている。なお、同メディアによると2027年6月末までの5年契約で合意に達した可能性が高いようだ。

 また、移籍市場に精通するジャーナリストのファブリツィオ・ロマーノ氏も、ウェストハムがL・パケタの獲得でリヨンと口頭合意に達したと伝えている。同氏によるとウェストハムとL・パケタの代理人はすでに個人的な条件に関しても合意に達しており、交渉はすでに最終段階に突入しているという。同選手は近日中にメディカルチェック受診のため、ロンドンに向かうようだ。

 現在24歳のL・パケタは母国のフラメンゴでのプレーを経て、2019年1月にイタリアの名門ミランに加入。1年半ほどを過ごしたミランでは、公式戦44試合に出場し1ゴール3アシストと実力を発揮しきれなかったが、2020年夏に加入したリヨンではチームの主軸に定着。ここまで公式戦80試合に出場し、21ゴール13アシストを記録している。ブラジル代表としても33試合に出場し、7ゴール1アシストという成績を残している。今年6月6日国立競技場で開催された日本代表戦でも、スタメン出場し85分までプレーした。

 ブラジル代表でも主力として活躍する司令塔の加入は、プレミアリーグ開幕3連敗スタートと苦境に立たされているウェストハムにとって、非常に大きな補強となるだろう。 

ウェストハム移籍で基本合意に至ったと報じられたL・パケタ [写真]=Getty Images