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スーパーで子連れで買い物をする母親をよく見かけるが、ほんの数秒目を離した隙に子供が連れ去られてしまったらパニックに陥るだろう。そんな衝撃的な光景が今月21日、南アフリカ最大の都市ヨハネスブルグ近郊の町で捉えられ、当時の動画が拡散している。『Alberton Record』などが伝えた。

ヨハネスブルグ近郊アルバートンの「メイヤースダル・スーパースパー(Meyersdal SuperSpar)」で21日、ショッピングカートに座っていた生後8か月の女児を店員が連れ去る様子が監視カメラに捉えられた。

動画では、母親がショッピングカートを押しながら肉の冷蔵ショーケースの前をゆっくりと歩く姿が見て取れる。

母親は女児を自分の顔が見えるように座らせて何やら話しかけていたが、お目当ての肉を見つけるとショーケースのドアを開けて品定めを始めた。

すると通路後方から店員の男が女児に近づき、母親が背を向けている隙を狙って女児を抱きかかえ、くるりと向きを変えてその場から立ち去った。

母親が娘がいないことに気付いたのは男が去ってから約5秒後で、まだ近くにいた男に駆け寄ると女児を取り返した。

母親によると、男は笑いながら「カートのそばを通ったら女児が両手を上げた。だから抱っこしたんだ」と説明したそうで、「困惑し、ぞっとした」と当時の気持ちを明かすと、怒りが収まらない様子でこう続けた。

「男には何度も『ちっとも可笑しくなんかない。人の子に触ったり、連れ去ったりするなんてあり得ない。これは冗談では済まされないし、愉快でも何でもないわ!』と言ってやったわ。でもスーパーのマネージャーでさえ『彼は傷つける気はなかった』と男を擁護したのよ!」

しかしながらスーパースパーのスポークスマン、ケリー・ベッカー氏(Kerry Becker)はその後、「赤ちゃん誘拐が未遂に終わったことを嬉しく思う。今回の件については警察に全面的に協力する」と声明を発表、被害者である家族をサポートすることを約束した。

なお男は事件の翌日に逮捕されており、店は男を停職処分にし、警察の調べ次第では別の処置も検討するという。

ちなみにこのニュースには「停職? 解雇でしょう」「母親は全く子供を見ていない。店員を責めるのは間違っている」「いや、母親に許可を取らずに連れ去っているのだから、間違いなく男が悪い。これは誘拐だよ」「私がこの母親だったら、もっと激しく抗議するね」「この男はどこか異常なのでは?」「傷つける気はなくても、連れ去れば犯罪」といったコメントが寄せられている。

画像は『MEAWW 2022年8月25日付「Shocking video show store employee ‘snatching’ baby after mother turns her back for SECONDS」(Danielle Wolff/Facebook)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 A.C.)

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