ハイクオリティな和風メニューが多くの腹ぺこピープルズを魅了している人気チェーン『なか卯』では、“創作親子丼シリーズ”の第4弾となる新メニュー「麻婆豆腐親子丼」を期間限定で提供中です。

店頭POP(食楽web)
店頭POP(食楽web)

 今回のメニューにおける最大のキーマンといえる麻婆豆腐は、中華料理で使われる代表的な調味料6種類(豆板醤・甜面醤・豆鼓醤・花椒・潮州辣椒油・紹興酒)を用い、シビレる辛さの中にコク深い旨みが感じられる本格的な味わいに仕上げられている…とのこと。果たして看板メニュー「親子丼」との邂逅がどんな味わいをもたらしてくれるのか。さっそくお店にて、そのテイストを確認してみたいと思います!

麻婆豆腐の辛味と親子丼の甘味がベストマッチ!?「麻婆豆腐親子丼」を実食

今回は「麻婆豆腐親子丼」並680円をオーダー
今回は「麻婆豆腐親子丼」並680円をオーダー

 実食の前に、まずは気になっていた具の境目を確認。なるほど、どちらもとろみにほどほどな固さがあるためか、お互いが溶け合うことなく半々に分かれています。

 チェックも完了したところで、麻婆の方からいただきます。これは思った以上に辛味があります。餡を噛みしめると挽き肉の旨みと同時に山椒の粒がカリッと崩れて、シビれる爽やかな風味が口の中に広がります。

 豆腐は水気がしっかりと切られていて食感と味がちゃんと感じられ、また辛味も口に入れた直後だけですうっと消えて、ヒーハーしながら水ガブ飲みすることもなし。絶妙すぎる旨みと辛さのコンビネーションに、ご飯をすくって口へと運ぶレンゲの動きが止まりません。美味いなこれ。

 続いては親子丼。こちらはレギュラーメニューの“甘めの醤油だし”で仕上げられています。半熟部分が残る玉子とじとプリプリの鶏モモ肉の美味しさは、幾度となく食べてわかっているのに「美味いよなあ~」とつぶやかされてしまいます。

 両方の味を確認したところで、残るミッションはただひとつ。“麻婆と親子丼レンゲで同時に食す”をクリアするのみです。どんなテイストになるのやらとパクっ! 親子丼の出汁の味わいがまず先に来て、麻婆餡の辛みと旨みがやってきました。同時に食べているのにも関わらず、時間差で異なる味わいが連続するとは…。これは意外というか、完全に虚を突かれました。麻婆豆腐親子丼、そして同時と、食べ方を変えて美味しさを味わっていたら、完食までに時間はかかりませんよね。ごちそうさま!

外観
外観

 やはり一番の驚きは、同時に食べても麻婆豆腐親子丼が交わらず、時間差でそれぞれの味が感じられることでした。主張の強さでいえば当然ながら麻婆豆腐の方が上。全てが麻婆テイストになってもおかしくないんですが、まず親子丼が先に来て、その後に麻婆が来るんですよ。こんな芸当をさらっとこなしてきた『なか卯』のメニュー開発の方には、本当に頭が下がる思いです。

麻婆豆腐親子丼」は大盛(750円)があり、ハイブリッドな美味しさを腹いっぱい味わいたいという方にオススメ。また、親子丼抜きの「麻婆豆腐丼」(540円)も販売していますので、こちらもぜひオーダーしてみてください!

●DATA

麻婆豆腐親子丼」/「麻婆豆腐丼」

期間:2022年8月18日(木)~ ※期間限定・なくなり次第終了
販売:一部店舗を除く全国の『なか卯
https://www.nakau.co.jp/jp/index.html
※価格は全て税込(イートイン・テイクアウト共通)

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